人生2周目

〜数年後〜

俺、潔世一

16歳になりました

あれから俺は即レギュラー入り

そのことが気に食わない奴らに 陰口叩かれたりしたけど

まぁ色々頑張ってるうちに俺...というより

俺とカイザーは『バスタードの双翼」 などと呼ばれるようになった

ネスはあれから俺の強さを認めて 俺にも親しく接してくれるようになった(ウザいはウザい)

なんか身の回りの世話をしてくれるので メイドみたいになっている

「メイド馬狼」ならぬ、「メイドネス」が爆誕した。 ウケる

最近の悩みはこれだ

俺は元プロサッカー選手ということで、 かなりの技術も手にしている訳だが

この肉体でそれを実施できなければ 意味はなくなる

プロ時代やっていた俺のスタイルを今すれば 俺はフィールド上で速攻倒れるだろう

__まぁ“16歳の体”でできることは少ないということ

肉体__まぁ、フィジカルやら体力やらも 鍛えなければ...あと集中力も一応

今の俺の力でアイツらをもっと強くして

サッカー選手として自立したら喰う

そうすればサッカーを続けるうちは 楽しいサッカーができるだろう

人生2周目につき、次何が起きるのかが すぐに分かるのだ

つまらなくならないようにするには 半永久的に喰い続けられるような相手が必要

そいつを育てるために あそこに行くようなもんだからな

今日は休日のため、カイザーとネスとショッピングに来ている

ﾌﾟｯﾌﾟｰ！

ｷｷｨｨｨｨｨ！！

...

見れば、足の太ももらへんがえぐれていた

どうやら俺はあの後すぐ病院に運ばれたらしい

ｶﾞﾗﾗ...