御子息と従者
赤
____
赤
ん、?
青
あ、
赤
青様(ニコッ
赤
こんなところでどうかなさいましたか?
青
う、ううん
青
赤くんは...?
赤
青様を御守りできるよう、稽古を行なっていたのと
赤
今日もお屋敷の皆様が健康で過ごせるようにと、神様にお願いしていたのですよ
青
そ、そうなんだ...
赤
ええ(ニコッ
赤
そろそろお屋敷へ戻りましょう
赤
旦那様がご心配になられます
青
...うん、そうだね
僕の家に仕えている赤くん
僕と歳が近いにも関わらず敬意を払って僕に接してくれる
不思議な雰囲気を纏う彼に、僕はいつしか惹かれていったのだった
僕の家は所謂財閥というものだ
先祖代々、父が大手企業の社長をしている
迷子になりそうなぐらい広い屋敷
毎日過ごしていると凄みとか新鮮味がなくなっていくなぁ...
赤
旦那様、ただいま戻りました(深礼
ああ、おかえり
青も、おかえり
青
...ただいま
うちは他の財閥とかに比べて家庭内の上下関係がほとんどない
...なんなら多分父さんよりも母さんの方が上かも
あら、青ちゃん、赤くんおかえりなさい
青
ただいまー、母さん
赤
奥様、ただいま帰りました(深礼
お夕飯までまだ掛かるそうだからお部屋でゆっくりしてて構わないわよ
準備が出来たらお呼びするわね(ニコッ
青
わかった
赤
有難う御座います
青
...ね、赤くんっ
赤
何でしょう?
青
僕の部屋においでよ!(ニコッ
赤
え、(吃驚
青
あ、だ、だめだった...?
青
そ、そうだよね、赤くん忙しいもんね...
赤
そんな、滅相もない、!
赤
ご一緒させて頂きます!
青
やったぁ!(ニコッ
赤
...(複雑
青
ふへへ、いらっしゃぁい(ニパァッ
赤
ッ...(気抜
赤
失礼致します(微笑
青
.....
青
そんなとこ突っ立ってないで、ほら座りなよ(手差伸
赤
...御気遣い誠に嬉しく思います
赤
では、失礼致します
青
どーぞ、どーぞ!
青
遠慮なんてしないでさ!
青
赤くんってさぁ、僕と年近かったよね?
赤
ええ、16歳で御座います
青
えぇ⁉︎そうなの⁉︎
青
僕よりも2個も下じゃん...
青
赤くん高校とか行ってないの?
赤
住み込みで、生涯を賭けて青様にお仕え致しますので
青
...ふーん、//
なんか、プロポーズされた気分...
赤
...な、なんだかプロポーズしたみたいですね...//
青
!
可愛い!
え、何その顔⁉︎
青
...僕は嬉しかったけどなー
赤
そ、そうで御座いますか...?
青
うんっ!
赤
青様が不快になられていないのなら安心で御座います...
青
んふふ笑
青
んね、赤くんってさ僕だけに仕えてるんだっけ?
赤
基本的にはそうですが、旦那様にも奥様にも仕えております
青
ふーん...
赤
?
赤
いかがなさいましたか?
青
んーん、何でもなーい
すっ(障子開
御食事の用意が出来ました
青
はぁーい
青
行こ、赤くんっ!
赤
承知致しました
ぱたぱたぱた(去足音
___さん、行ったかな...?
青
...あーかくんっ!(振返
赤
!(びくっ
青
あはは笑、ごめん驚かせちゃったね笑
赤
い、いえ大丈夫です...//
青
あのねあのね!
青
僕ね、赤くんが好き!
赤
...!
赤
光栄で御座います(礼
青
.....(むすっ
赤
青様?
青
赤くんは僕のこと好き?
赤
勿論で御座います
赤
生涯をかけて御守りすると心の底から誓っております(深礼
青
...そう
青
赤くん、顔上げて
赤
はい(上
ちゅっ
赤
んッ
青
....(目逸
赤
あ、青様...??///
青
今の、お呪いね
青
何があってもずうっといっしょ!
青
...なーんてね(走
赤
ちょ、青様⁉︎//
赤
危ないので走らないでください!//