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翌日、昼休み。
藤宮美羽(フジミヤミウ
教室の後ろの席から、
美羽ちゃんがにこっと笑って声をかけてくる。
私はこくりとうなずいて、美羽ちゃんの席へ。
藤宮美羽(フジミヤミウ
藤宮美羽(フジミヤミウ
笹原小花(ササハラコハナ
藤宮美羽(フジミヤミウ
美羽ちゃんの明るさには、いつも助けられてばかりだ。
私も小さな卵焼きをおすそ分けする。
藤宮美羽(フジミヤミウ
笹原小花(ササハラコハナ
笹原小花(ササハラコハナ
藤宮美羽(フジミヤミウ
笹原小花(ササハラコハナ
思わず手を止めてしまった。
優希くんはたしかに「笹原さん」って呼ぶのに、
私はいつの間にか、名前で──
藤宮美羽(フジミヤミウ
藤宮美羽(フジミヤミウ
笹原小花(ササハラコハナ
藤宮美羽(フジミヤミウ
美羽ちゃんの言葉に、胸がぽっと熱くなる。
やさしくて、ちょっと背中を押してくれる存在。
放課後。
今日も委員会。
昨日と同じように、図書室の扉を開けると──
相川優希(アイカワユウキ
笹原小花(ササハラコハナ
優希くんが、本を抱えて振り返った。
相川優希(アイカワユウキ
相川優希(アイカワユウキ
笹原小花(ササハラコハナ
本棚を並べ替えながら、ぽつぽつと会話が続く。
優希くんの声は静かで落ち着いていて、不思議と安心する。
相川優希(アイカワユウキ
笹原小花(ササハラコハナ
相川優希(アイカワユウキ
相川優希(アイカワユウキ
笹原小花(ササハラコハナ
相川優希(アイカワユウキ
相川優希(アイカワユウキ
──その言葉に、胸がきゅうっと締めつけられた。
笹原小花(ササハラコハナ
相川優希(アイカワユウキ
笹原小花(ササハラコハナ
声は震えて、恥ずかしくて、でも本当の気持ち。
優希くんは少し驚いたように目を見開いた後、静かに微笑んだ。
相川優希(アイカワユウキ
その笑顔は、まっすぐでやさしくて、
私なんかには、ちょっと眩しすぎるくらいだった。