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お久しぶりです!続き待ってます!!
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
これはとある6人兄弟のお話
その兄弟6人は小さな森の奥にある村に住んでいた
見た目も性格も兄弟なのに全然似ていなかった
もちろんそんな感じだから兄弟喧嘩なんて数え切れない程した
ちょっと危険(?)な次男と5男はちなみに家を半壊へと導く程だった
でも
やっぱり仲は良かった
兄弟で全く似ている所がない6人にあった最大の共通点
それは
6人が皆それぞれを大切に思う心
そんな心があったから
どんなに辛いことがあっても
離れ離れになってしまった今でも
乗り越える事ができた
6人が住んでいる村にはとある逆らえない命令があった
兵役
ある一定の年齢になると家に役人が押し寄せてきて軍隊へと連れて行く
もちろんそれは6人の父親もそうだった
まだ子供達が幼い頃に連れて行かれた
その時の父の表情はどこが寂しげで母は目に涙を浮かべていた
母は分かっていた
もう父と会う事はないだろうと
彼は連れて行かれるのだ
戦争に
赤く広がる戦場から生きて帰る事なんて不可能な事だった
幼い子供達はその時は父が何処に連れて行かれたのかまだ分からなかった
だから最初はずっと帰って来るのを待っていた
そんな無邪気な子供達も成長するに連れて理解した
あぁ…もう父は帰って来ないんだ
その理由を知ったきっかけが長男の旅立ちだった
政府の勝手な都合で予定より大分早くなった長男の旅立ち
成人して間もない頃だった
幼い頃から歳に合わない雰囲気を醸し出している長男
彼が旅立つ歳に役人から渡せれた物が
ペンダント
それは見覚えのあるもので
嘗て父親が母親にプレゼントして貰った物と全く同じ物だった
もちろんそれを理解した母は泣き崩れた
他の兄弟も最初は状況が理解できていなかったのか
長男は何処に行くか
父は帰ってくるのか
母は何故泣いているのか
そして長男は旅立った
どこが誇らしげな表情をして
長男が旅立った翌日
母が残された5人を連れて墓へと向かった
その時に彼らは父親の死を理解した
声をあげて泣いた
もう父に会えない事
そして
長男も同じようになるんじゃ無いかと怖かったから
でも母はこう言った
○○なら大丈夫よ…グスッ…絶対…あの人の仇を取ってくれる…グスッ…
不安だった
怖かった
大切な人が居なくなる事が
でも
彼らは互いに信じ合う強い心を持っていた
だからこの時もまた前を向くことができた
そして月日は流れ…
母親は三男が旅立った後病気で亡くなった
どんどん寂しくなっていく家
そして今日
六男が旅立つ
最後の旅立ち
8人の家族が育った家ももうお別れだ
大国の頂点に君臨する見た目に寄らず中身が幼女の長男
小国だが長男と同じく頂点に君臨する頭が良いがかなり問題児の次男
とある国の幹部に所属して遠距離の腕はトップレベル苦労人おかんの三男
同じくどっかの国の幹部に所属していてどのポジもソツなくこなすかなり変わった四男
更に続いてまたまた何処かの国の幹部で武器はまさかのシャベルかなり色んな意味で変人五男
そして
やらかし上手で
危なかっしくてどこが目が離せない
でも幹部からも国民とても慕われて愛されてる頂点の六男
それぞれ違う場所で今を過ごしている
それぞれが空に願う
兄が
弟が
無事であります様に
幸せであります様に
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音