瑠愛
とりあえず、うちらは玲王を待とう
瑠愛
なんか来る気がするし
蜂楽廻
そーだね!
女子生徒
てか元はと言えばあんたよ!
瑠愛
!?
少し皆んなで談笑していると、先程まで痴話喧嘩していた子分が私に指をさす
女子生徒
あんたがこんな余計なことしなければもっと上手く行ってたのに!
女子生徒
そうそう!
女子生徒
閉じ込められたまま餓死しとけばよかったのよ!
瑠愛
いやそれも滅茶苦茶やん
千切豹馬
あんな奴らの言うことなんか気にすんなよ
千切豹馬
負け犬の遠吠えに過ぎねえし
瑠愛
それね
そう話していたその時、奥の方から人影が見えた
瑠愛
あ、玲王ー!
御影玲王
瑠愛!
御影玲王
上手く行ったのか?
凪誠士郎
一つ除いたら完璧だと思う
潔世一
一つな……
御影玲王
一つ?
瑠愛
ふふふ……
瑠愛
見よこの血塗れの腕を!!
凪誠士郎
うわグロ
千切豹馬
あんま腕動かすなって!
御影玲王
え、お前刺されたのかよ……!
瑠愛
まあそんなとこだよね
潔世一
てか一段落したんだし、瑠愛は医務室行ってこいよ
蜂楽廻
ちょっとこのままじゃ危ないしね
瑠愛
行きたくねー笑
糸師凛
悪女共は俺とコイツらで見張っとく
糸師凛
さっさと行け
瑠愛
やっさしー
瑠愛
じゃあちょっと行ってくるわ!
瑠愛
すぐ帰ってくるからね!
潔世一
あんま無闇に動かすなよ〜
凪誠士郎
寄り道しそうだな、アイツ
蜂楽廻
それが瑠愛っち!
千切豹馬
誰か付いてったほうが良かったか……?
御影玲王
赤ん坊じゃねえし、流石に行けんだろ
瑠愛
(これよく見るとすごい深い傷だな)
瑠愛
(展開速すぎて忘れるわこんなの)
糸師冴
おい瑠愛
瑠愛
はい?
瑠愛
って冴さんじゃないですか!
瑠愛
聞いてくださいよ!
糸師冴
上手く行ったのか
瑠愛
そうなんですよ!
瑠愛
証拠も先生に突きつけて、悪女どうにかなりそうです!
糸師冴
そうか
瑠愛
冴さんがあの時喝を入れてくれたおかげです!
瑠愛
本当にありがとうございます!
糸師冴
……
糸師冴
別に俺は何もしてねえ
瑠愛
いやいやいや……
糸師冴
それにしても、お前はわかりやすいな
瑠愛
え?
糸師冴
元気になったらすぐ調子乗るってことだ
瑠愛
褒めてませんよね?
糸師冴
どうだろうな
糸師冴
てか、お前その腕どうしたんだ
瑠愛
ああ、これミスって……
瑠愛
って、寄り道してる場合じゃなーい!!
瑠愛
とりあえず医務室行ってくるんで!それじゃ!
瑠愛
ただいま!!
潔世一
大丈夫だったか?
瑠愛
先生に心配されたけど大丈夫だった!
瑠愛
そして部長殿にも伝えといた!
千切豹馬
コイツらはずっと見張ってるから心配ねえよ
瑠愛
ありがとう!
友達
あ、あの!
ふと懐かしい声が聞こえた
瑠愛
えっ?
友達
ごめんね瑠愛ちゃん!
友達
私が間違ってた
友達
瑠愛ちゃんは私を守ろうとしてくれてたのに、それを貶したりして……
瑠愛
……
友達
本当にごめんね
友達
私これを機にもっと瑠愛ちゃんの友達でいたいって思ったの
友達
だから、これからは前みたいに仲良くしたいんだけど……
瑠愛
え?
蜂楽廻
ちょっと待ってよ
蜂楽廻
瑠愛っちはあんたに裏切られるようなことされてキツかったんだよ?
潔世一
お前が一番瑠愛のこと傷つけてんだよ
凪誠士郎
そんくらい気づいてよ
友達
で、でも……!
友達
私は瑠愛ちゃんといたいんだもん!
女子生徒
はあ!?あんたまで裏切る気!?
女子生徒
うざ……
糸師凛
てめえらは黙ってろ
千切豹馬
そこんところどうなんだよ、お姫様
瑠愛
生理的に無理☆
友達
え……?
御影玲王
容赦ねえのな笑
瑠愛
周りを客観的に見れなくて、私のことを信じてくれない
瑠愛
蜂楽とか潔が言う通り、私が一番傷ついた原因は君だから
友達
そ、そんな……
瑠愛
いくら悲しそうな顔されても、昔の私ではいられない
友達
じゃ、じゃあ少しずつまた仲良くなっていけば……
凪誠士郎
あのさ、話聞いてた?
凪誠士郎
瑠愛はお前のこと友達じゃないって言ってんの
瑠愛
オブラートに包んだものをなんで君は言ってしまうんだい?
千切豹馬
合ってたのかよ
瑠愛
まあそういうわけだから、お互い他の友達見つけよう
瑠愛
皆んな、部活戻ろ
蜂楽廻
はーい隊長!
潔世一
え、こいつらいいのか?
千切豹馬
どうせあの主犯が全部吐くだろ
これにて、私が隊長を務める復讐作戦は終了した
本日の負傷者は私一人
MVPは凛
仕事速すぎたのは玲王
なんというか……
人生で一番濃い瞬間だった
主
どうも主です
主
前回の話がすごい伸びててびっくりしてます
主
この話も伸びますように()
主
悪女も退散したので、次回で最終話です
主
まあエピローグですね
主
次回も気合い入れて書きますので、見ていただけたら嬉しいです!
主
ではまた明日!