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ナイコ side
ナイコ
俺は先ほどまで目の前にいたはずの敵へ向けていた弓をしまい、
彼らの方へ向き直した
そして、少し風の音が流れた後、
俺は普段の声のトーンで心配の声を発した
ナイコ
スチ
少し焦りながらも、返事をしてくれたスチ
その隣では、めずらしく不安そうな顔をしたイルマが目に入った
イルマ
コエ
ヒマナツ
ユウ・キサラギ
ランランはコエシの背中でぐっすりと寝てる
さすがコエシ、仕事が早い...
ナイコ
コエ
コサメ・アメノ
ミコト
ユウスケ
アニキはそう言うと、俺たちの方を見回した
ナイコ
イルマ
スチ
ユウ・キサラギ
ユサンがそう言いかけた時、重ねるようにミコトが言った
ミコト
コエ
コサメ・アメノ
ヒマナツ
そんな掛け合いに少し笑みがこぼれた
そこへスチが訂正を加える
スチ
ナイコ
イルマ
全てが繋がって、そろそろ肩の力も抜けてきた
みんなにも安堵の表情が見られるようになって俺も一安心する
本当にどうなるかと思った......
ユウスケ
ユウ・キサラギ
ミコト
ナイコ
そんな事を話してたら、隣に少し顔を強ばらせたコエシが横目に見えた
そしておもむろに声を発すると
コエ
スチ
コエ
ミコト
ヒマナツ
ユウスケ
イルマ
ユウ・キサラギ
コサメ・アメノ
ナイコ
スチ
コサメが先頭に、そしてそれを追うようにしてみんなも駆け出す
俺とコエシは体力やランランもあって後ろで見守りながらも足早に歩く
そんな当たり前じゃない当たり前が少しばかり、幸せに感じた
ヒマナツ
小走りながらも、会話を展開する
相変わらずの体力だよ...
コサメ・アメノ
コエ
ユウ・キサラギ
イルマ
スチ
ミコト
ナイコ
ユウスケ
そう言うとアニキはさらに走るスピードをあげた
ナイコ
コエ
そんな会話の中、足をゆるめて空を見上げる者が一人
見上げるというより、睨んでるの方が正しいかもしれない
ユウ・キサラギ
ミコト
ユウ・キサラギ
コサメ・アメノ
その言葉と共に、各々空を見上げる
確かに、目の前の方向の空が黒く沈んでいた
ナイコ
ヒマナツ
スチ
イルマ
コエ
ユウスケ
そう言うと、もっと早いスピードでナツたちよりも前に颯爽と駆けていった
俺らはそんな背中を遠目に見て、それなりのペースで走る
ヒマナツ
スチ
ナイコ
𝙸𝙽城・入口
予想していた通り、雨が少しずつ降り出した
コエ
イルマ
ヒマナツ
辺りを見回すと肩で息をしてる人が数人
俺も隠しているだけで、例外じゃない
例外はというと...
ユウスケ
コサメ・アメノ
この体力無限の二人だ
ナイコ
ユウ・キサラギ
ミコト
そうして俺らは廊下の方へ疲れきった足を踏み入れた
𝙸𝙽王の間・廊下
ラン
コエ
ラン
眠そうな声から一変して驚きの声が辺り一帯に響き渡る
その反動でランランがコエシの背中から落ちそうになった
スチ
ラン
コエ
ラン
声を潜めて、恥ずかしがりながら言うと、コエシはゆっくりと腰を下ろした
イルマ
ヒマナツ
ラン
ミコト
ラン
ナイコ
ラン
ユウスケ
ナイコ
ラン
ユウ・キサラギ
ナイコ
そう言って、ランランの肩をぐっと引き寄せて肩を組む
ラン
ナイコ
コサメ・アメノ
コエ
ミコト
ラン
ナイコ
ラン
イルマ
そう言うイルマは顔に怒りとでも書いたかのような形相で訴える
なんて恐ろしいこと...
ラン
ナイコ
ユウスケ
ナイコ
そうして足早に歩きだす
逃げてるわけじゃない、急いでるだけだから。
うん、俺は逃げてない。
ユウスケ
スチ
ヒマナツ
ヒマナツ
ラン
ナイコ
王の間までかなりの距離がある
なんせ、このスピードで歩いてたら確実に埒が明かない
コサメ・アメノ
イルマ
コエ
ミコト
※ダメです
ユウスケ
スチ
ナイコ
そうして俺も長い廊下を前に駆け出した