二人独ち

今回はマフィアと買われた少年の物語です！少し話数は踏むかもしれませんが見に来てくれると嬉しいです！

心の声は()の中に書きます！

それではどぞ！！

この世界には、大きな力を持った3つの組織が存在する。1つは「cruel」2つ目は「pleasant」最後は「loneliness」だ。

魁聖はLonelinessのボスである。

熾明(シェンメイ)はcruelのボスで、魁聖とは程々の仲だ。

仕方なくついて行く事にした。

部下に何かを命令する姿が見える。

数分後、部下が1人の人を連れてやって来た。その子はまだ子供で、所々に傷が見える。

人を玩具呼ばわりとは、あぁ……やはりcruelだな。と思った。cruelは日本語訳で「残酷」という意味だ。本人たちが自ら名乗っている訳ではないが、俺らはそう呼んでいる。

その時、子供が俺の足にしがみつく。

目に光は宿っていなかった。でも、何か見透かされているようなそんな気がしたその眼を、俺は気に入った。

耳元で囁かれる金額に俺は目を見開いた。

ふと足元の子供に目を移す。

瓈は小さく頷く。そして、心配そうな目でこちらを見てくる。

そう囁くと、彼はニコニコしながら帰っていった。