_此処は弱肉強食。
ボクはその強い種族に産まれてきた 強い種族は弱い種族を支配する。
違う…。
ボクはそんな事したくない。 ボクは、種族とか関係なく遊びたい
みんなと仲良くなりたい。
_でも、種族という壁がある。
だからボクは自分の国から逃げた。 遠く、離れた 信用出来る仲間がいる国を探して_
2話-太陽-
ー ソル・ヘーリオス ー ヨウノの住む国
ガシャンッッ……
バリンッッッ…!!!
『早く消えろ!!!』 『ウチのナルちゃんと遊ばないで!!』 『弱い種族のくせに、!!!』
「ご、ごめんなさッッ泣」
やめて…
争わないで… 怒らないで…
ボクが悪いの……
ボク…が、仲良くしたから……? 違う。違うよ。
ボクは仲良くしたかった。 あの子も仲良くしてくれた… コイツのせいで…¿
『さっ、!ナルちゃん!帰りましょ!』 『今日のご飯はウサギと鹿のお肉よ!!』『ナルちゃん好きでしょ?』
ヨウノ・ナル
ヨウノ・ナル
ヨウノ・ナル
『…ナルちゃん、??』
ヨウノ・ナル
『な、何言ってるの、!』 『私たち家族でしょ?』
ヨウノ・ナル
ヨウノ・ナル
ダッダッダッ……(走)
『ナルちゃん、!!』
走って…
止まるな…
遠くまで走れ、離れろ。 自分の国から。
ヨウノ・ナル
あれから何日経っただろう…
1日?いや、それ以上…?
とにかく走り続けた。
何も食べずに、飲まずに……
ヨウノ・ナル
見えた… 街だ……、
ヨウノ・ナル
ヨウノ・ナル
ー ルア・クレッセンチ ー
ここはどこだ…、
…まぁ…いい、 ボクの国から離れられたんだ…
𓂃 ◌𓈒𓋪
…いい匂い…… 美味しそうな焼きたての パンの匂い…
…食べたい…… 喰いたい
匂いの元へ…体が勝手に動く……
キツネの耳の生えた少女
キツネの耳の生えた少女
ブチッ…
いいな、ほしい。 食べたい……
キツネの耳の生えた少女
ヨウノ・ナル
ドンッ…
キツネの耳の生えた少女
ヨウノ・ナル
ポトッ……(フランスパンが落ちる)
キツネの耳の生えた少女
あ…やっちゃった…… ぶつかっちゃった…
謝らないと……
キツネの耳の生えた少女
ヨウノ・ナル
見られた…ボクの耳。 怖がる、拒絶するだろう…
相手はキツネ、 ボクはクマなのだから…
怖いな…嫌だな…
キツネの耳の生えた少女
キツネの耳の生えた少女
…声…かけてくれた、?
ヨウノ・ナル
キツネの耳の生えた少女
…震えてる…やっぱり怖いんだ……
キツネの耳の生えた少女
……え?
…怖いはずなのに… 優しくしてくれるんだ……、
キツネの耳の生えた少女
ヨウノ・ナル
キツネの耳の生えた少女
2話:終了
コメント
13件
ゆあはとても好きですよ。 ナル様の信頼できない所とか、この先どう心を開くのか楽しみで仕方ありません♡
ナンカチガウ((