的場
名取
的名注意
私に選択肢なんてなかった
〈 静司、お前は弓を覚えなさい
分かりました。頭首…
返事は『はい。』しかない。
一般的に父と言う存在は私の生きる世界では頭首と名を変えて絶対的な地位を誇っていた。
全てが決められた世界にただ1人生きた。
頭首が…、父がそうだったように、それが当たり前だと教わった。
それでも嫌になったり、逃げ出したいと思ったりする事はなかった。
最初から決められた役を演じる事への不満は無かった。
姉と比べても妖を視る力は遥かに高く、次期頭首は私だと幼いながらも自覚していた。
…や…ろ、
〈 そっちに逃げたぞ!!
____。行け。 〉
〈 はい。主様…
欲しい物はとくに無かったが、羨ましいと思う事はあった。
的場の血は契約してくれる妖がいないのだから、仕方のない事ではあった。
けれどもやはり、特別な関係に切望している自分がいた。
特別な何かが欲しかった。
子供ならではの生ぬるい考えだ。反吐が出る___
…やめろ、
私の最大の汚点はそれからしばらく経った頃だった。
的場
〈 …、?
的場
遠目からではあるが、面白いモノを見つけた気分だった。
同業者で歳の近そうな人間を見るのは初めてだったから…。
的場
名取
まるで空腹の怪物が餌を目にしたかの様に、真っ先に飛びついた
周一さんとの出会いだった。
やめてくれ…っ、
それから彼を見つけては災難に巻き込んだ。
名取
的場
的場
名取
的場
生まれて初めての感覚に胸が躍っていた。
式と主人では無いけれど、少し特別な関係。
一つ歳上の初心な祓い屋。
頑固で引っ込み思案、怯える猫のような人。
彼が何を思っているのかはわからない
もっと近づけて、もっと特別になりたい
そして…今とは少し違う関係に___
そんな日々の終わりは、存外、あっけなかったような気がする
醒めろ…ッ
〈 静司…。お前に次期頭首の座を譲り渡す…
本当…ですか、?
〈 私もそう長く無い。そろそろ頃合いだろう。
……、、。
〈 就任式は来月だ。それまでに"全て"のケリをつけてきなさい。
はい。頭首
返す言葉は見つからなかった。
これは運命だと、分かっていたから
頭首の言う、"全て"は…
みせるな…
時間はもうない
名取
終わらせなければならない
的場
関わるうちに芽生えてしまった、 この気持ちに___
もう終わらせた事だッッ‼︎
的場
的場
初心な私の汚れた思い出。
今でも夢に見る
忘れられない過去の話___.
みなさんこんにちは
僕はメシアと名乗ってますが、それはこの垢だけです。
本垢では千都瀬雲雀 また別の垢では夜宴讌
全て僕のアカウントです。
またアカウント作って何がしたいのかって感じですね
なんとなく、本垢はR書く機会が多いです。
夜宴讌の垢では真面目ぶってて人と交流しにくいです。
この垢では、いろんな人と交流したいって考えてます。
合作とかもしてみたいです
気軽に話せたらいいなと思ってます
フォローはここでは多めにしようかと考えてます
まぁ初投稿がこれですが、仲良くしていただけると嬉しいです!
この物語は連載にするかは考え中です。
それでは👋
コメント
2件
あ。見つけちゃった…🫶🏻🫶🏻 これが、運命っ…?! ごめんなさい冗談です((