理
太陽は“鬼”を産んだ
理
異能の鬼を眷属として産んだ
理
その鬼を統率するのは
理
翼を持つ、異能の鬼
理
然し、太陽は決して眷属に傾倒しない
理
何故なら
理
翼を持つ異形の鬼は、決して太陽に近づいてはいけない
理
太陽に触れてはいけない
理
太陽に、翼を燃やされてしまうから
理
海は“鬼”を産んだ
理
異能の鬼を眷属として産んだ
理
その鬼を統率するのは
理
怪力を持つ、異能の鬼
理
然し、海は決して眷属を特別扱いしない
理
何故なら
理
海は全ての生命を飲み込む
理
例外無く
理
力はあっても、飲まれるのだ
理
大地は“人”を産んだ
理
ただの人間
理
異能でも異形でも無い
理
然し、人間は驕らず、力を蓄え続けた
理
食糧として、蔑まれてきた
理
海と太陽に、一泡吹かせるために