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女子生徒
女子生徒
女子生徒
天嶺
女子が俺に女装させるって騒いでる
男子生徒
天嶺
男子生徒
少し煽ると男子生徒は顔を赤くするから面白い
女子生徒
男子生徒
女子生徒
文化祭は来月、そろそろテーマを考え始めてもいい頃だったから良かった
俺はどうせ実行委員をやらされるから、テーマがもう決まり始めてるのは楽でいい
女子生徒
女子生徒
男子生徒
男子生徒
天嶺
不参加、怖い、苦手、そういわれる"あの子"って誰なんだろう
女子生徒
女子生徒
天嶺
後ろ席の人だ
学校にはあまり来ないし、来ても傷だらけで近寄り難い
話してみたいなぁと思いつつも話す機会がなくて話せてない
女子生徒
男子生徒
女子生徒
そんなことを話していると
ガラガラ…
女子生徒
男子生徒
天嶺
ゾム
ゾムくんが教室に入ってきた
ゾム
ゾムくんは俺らを睨んだあと、机をチラッと見て舌打ちしてから教室を出た
女子生徒
男子生徒
俺はゾムくんが机をチラッと見た理由を知りたくてゾムくんの机を見た
天嶺
すると、ゾムくんの机に座っている子がイヤホンを踏んでいた
天嶺
そういうと、座っていた女の子が
女子生徒
と言ってパッと退いた
天嶺
ゾムくんはこれを見て舌打ちしたんだ…
天嶺
男子生徒
俺はそう言ってイヤホンを取ってもらった
俺はゾムくんのサボり場所に心当たりがあった
移動教室の時に西階段を登っていくのを見た、あれの上は施錠された屋上だけだ
俺は、自分のイヤホンとゾムくんの壊れたイヤホンを持って走った
女子生徒
天嶺
男子生徒
女子生徒
男子生徒
女子生徒
女子生徒
天嶺
俺はそう叫んで階段を登った
ゾム
階段を登りきると、やっぱりゾムくんが居た
ゾム
ゾムくんは、すごい不思議そうにそう聞いてきた
天嶺
天嶺
天嶺
そういうとゾムくんはびっくりした顔をしたあと、フードを深く被って
ゾム
そう言った
ゾム
そう突き放すような、心配されてるような言葉を言われたが俺は
天嶺
そういうとゾムくんは目を真ん丸にした後
ゾム
ゾム
と笑った
ゾムくんが笑った時に少し見えた、エメラルド色の瞳はすごく綺麗だった
天嶺
天嶺
そう言ってイヤホンを2つ渡す
ゾム
でもゾムくんは受け取ってくれなかった
だから俺は
天嶺
そういうとゾムくんは、不服そうに
ゾム
と言った
天嶺
ゾム
天嶺
ゾム
俺とゾムくんは何回かあげる、いらないのやり取りをしたが、俺はゾムくんの手に無理やり握らせて渡した
天嶺
天嶺
ゾム
ゾムくんは申し訳なさそうな顔をして、話を聞いていないようだった
天嶺
そう言って階段を降りた、が、ちょっと階段を登って顔をひょこっと出して
天嶺
天嶺
俺はそう言ったあと階段を降りてった
ゾム
教室に戻ると、みんなが俺の心配をした
女子生徒
男子生徒
俺は、みんなにこう言った
天嶺
天嶺
そういうとみんなはえぇ〜…と信じてないような顔をした
でも俺は、一旦これでいいやと思った
みんな信じてくれなくても、今は俺だけゾムくんの優しいとこ知ってればいいや
そう思った
俺は次の日の昼休み、また西階段の踊り場に行った
天嶺
そういうとゾムくんは少し黙ってから
ゾム
そう答えてくれた
俺はそれが嬉しくて、イヤホンどうだった?と聞いた
するとゾムくんは
ゾム
そう言ってポケットをゴソゴソとする
ゾム
そう言って俺にイヤホンを返そうとしてくる
天嶺
そう聞くとゾムくんは、呆れた顔で
ゾム
と言った
俺は、調べたんだと思ったと同時に、何円だっけ?と思った
俺は裕福な家系で育って、あまり値段とか気にせず買い物しちゃう、直さないとなぁとは思ってるけど
俺は、ゾムくんにあげたのに返そうとしてくるのが嫌で
天嶺
そう言った、するとゾムくんはさっきより少し低い声で
ゾム
と言ってきた、けど俺全然怖くないよ、小さい頃に家にいた家庭教師の方がずっと怖かったよ
そんなことを考えながら俺はゾムくんに
天嶺
という
ゾムくんはすっごい驚いた顔をしたあと、溜息をつきながら手を額に当てて
ゾム
と言った、だから俺は
天嶺
と言うとゾムくんは、少し居心地悪そうに
ゾム
と答えた
俺はちょっとゾムくんに近付けた気がして嬉しかった
天嶺
俺はゾムくんに聞くとゾムくんは少し考えたあと
ゾム
ゾム
と言った、居る時は来てもいいんだ…そう思った
天嶺
そういうとゾムくんは照れたのか、フードを深く被って
ゾム
と言った
俺は、あれから毎日昼休みに踊り場に行った
最近わかったことなんだけど、ゾムくんは人の名前を覚えるのが苦手
俺の名前も覚えれなくて、アメとかイヤホンとか呼んでくる
ゾムくんは炭酸ジュースが好き、よく踊り場に置きっぱになってる
ゾムくんは、喧嘩した時にできた傷を見られるのが嫌だ、いっつも手当しないで隠してる
あと、ゾムくんは結構表情がコロコロ変わって面白い
天嶺
服の隙間から、手首のギリギリ服で隠れないくらいの傷が見えてる
血が結構出てて、袖の裾に染みてて痛そう
俺は、今しかないなって思って、ゾムくんの手首を使ってこう聞いた
天嶺
ゾム
ゾムくんは、すごい驚いた顔をしたあと、顔を真っ青にして俺の手を振り払った
ゾム
そう言って急いで傷を隠して、目を合わせてくれない
俺は、思い切ってゾムくんに
天嶺
とそう言った
ゾムくんは、とても驚いた顔をしたあと、正気?とでも言いたいような顔をして戸惑っていた
するとゾムくんは
ゾム
そう聞いてきた、だから俺は
天嶺
天嶺
天嶺
と、兄さんの話をしてみた
作り話でもなんでもない、ほんとの話
ゾムくんはそれを聞いて、すっごい悲しそうな顔をした
俺は、なんでゾムくんがそんな顔するんだろ…って考えてたら
ゾム
とゾムくんは言った、だから俺は兄さんの話をもう少しする事にした
天嶺
天嶺
天嶺
天嶺
天嶺
天嶺
天嶺
そういうとゾムくんは少し躊躇ったあとに
ゾム
そう言った
俺はそこ?wと思ってクスッと笑っちゃった
でも、それより手当させてくれるって、嬉しいなって思った、だから俺は
天嶺
と笑った
ゾムくんも、笑ってる俺を見て少し笑ってた
とある日の、2限目が終わろうとしている時の事
ガラッ…
扉が勢いよく開いた、入ってきたのは
ゾム
傷だらけのゾムくんだった
みんな怯えて、黙ってゾムくんをジロジロ見てた
ゾムくんは、それに舌打ちするわけでもなく、一目散に俺のところに来て言った
ゾム
そう言って俺の横で屈む
俺はびっくりした
ちょっと前まで、自分と俺が関わると、俺が何か言われるんじゃと心配してたのに、それが嘘だったかのように手当てしてと頼んできたから
俺はびっくりしすぎて固まってると
ゾム
そう言って首を傾げた、俺は
天嶺
と言ってバックから救急セットを取り出した
ゾムくんは、手当てが終わるまでずっと大人しくしていた
天嶺
天嶺
俺がそう言うとゾムくんは
ゾム
ゾム
そう言って走って教室を出て行った
俺はこのとき、ゾムくんの心の扉を開けれたような気がして、すっごい嬉しかった
そんなことを考えてると、先生とクラスメイトの人達が何今の!?と騒ぎ始めた
女子生徒
男子生徒
男子生徒
女子生徒
女子生徒
先生
みんながそう言ってくる
俺は、やっと理解してくれた、そう思った、だからみんなに
天嶺
そう言って笑った