柚葉💎
柚葉💎
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柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
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柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
水
いつも隣に居てくれた彼の背中を求めて、ただ走る。
はやく、はやく。 もっと早く走りたい。
今すぐ会いたいの、しょうちゃん
?
水
曲がり角に差し掛かったところで、 目の前に突然人が現れた。
というか、ぼくが飛び出してしまった。
あ、ぶつかる
そう思った時にはもうその人にぶつかっていて、そのままその人を押し倒すように2人で道に倒れ込んだ。
?
水
水
水
?
水
白
地面に手をついたままおかしそうに笑うしょうちゃん。
思わず胸がきゅんっと高鳴る。
水
白
白
どや、とドヤ顔をこちらに向けてくるしょうちゃん。 いや、それはそうだけど。
水
白
水
水
白
テンパったせいでしょうちゃんに馬乗りのままだったぼく。
慌てて立ち上がり、しょうちゃんに手を差し出す。 そのままぐいっと引っ張った。
水
白
白
水
今何か、聞き捨てならない言葉が聞こえた気がする。
水
白
水
白
ぼくの唇に指を押し当て、ぼくたちの視線が真正面からぶつかる。
吸い込まれそうなほど美しく綺麗な彼の瞳から目が離せなくて、ただこくりと頷いた。
白
白
白
水
返事のあと、するりと繋がれた手。 さっきまで気付かなかったけど、好きな人が目の前にいる。 手を握られたる。 見つめられてる。
そういう意識が一気に出てきて、顔が急に熱くなった。
先ほどのほわほわした雰囲気とは打って変わり、真剣な表情をしたしょうちゃん。
走った後とは違う、独特の心臓の鼓動。
握られた手から、全部聞こえちゃいそう。
白
そこまで言って、一度言葉が途切れる。
カタカタと微かに震えるしょうちゃんの手。冷たくなったその手を、勇気を出して強く握り返す。
白
ぼくだって手は震えてるだろう。冷たいだろうし、頼りになんてならないかもしれないけど。
しょうちゃんがすごく頑張ってるのが伝わってきて、応援したくなった。
緊張しすぎて喉が詰まって、声は出ないけれど。
大丈夫、ぼくはちゃんとここにいるよ
白
白
白
白
少し首を傾げて、真っ直ぐにぼくの瞳を見据えて。しょうちゃんはそう言った。
水
すき?好きって、どの?
水
白
水
白
水
びっくりして、状況が飲み込めなくて。変な声しか出ないけれど、時間を掛けて、ゆっくりと言葉を噛み砕く。
「好きです」 「付き合ってくれませんか」
その言葉が蘇ってくる。
これって、告白? しょうちゃんが、ぼくに??
水
白
水
どストレートな言葉。
すごく混乱してるけど、その言葉がスッとぼくの耳に入ってくる。
白
水
水
目をぱちくりと開いたしょうちゃんが、やがてふっと笑う。
白
水
何回も言わせたせいで頰が朱に染まったしょうちゃん。
そんなしょうちゃんがぼやけて滲んで、 とめどなく雫が頰を滑って落ちる。
水
あつい、目も喉もあつい。
一度泣き出したらもう止まらなくて、声が詰まる。
それでも、しょうちゃんに想いを伝えたい。
辿々しいけれど、頑張って言葉を捻り出す。
水
水
水
嗚咽が溢れて上手く呼吸ができない。
げほげほと咽せたぼくの背中を、彼は優しくさすってくれた。
水
ずっと優しい顔で相槌をうってくれていたしょうちゃん。
その顔が、少しだけ歪む。
白
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震えた声が聞こえ、抱き締められる。
密着した体。温かい体温が伝わってきて、やっと現実なんだと思えた。
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ぽんぽん、と大好きな手で頭を撫でられる。
水
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水
しょうちゃんと両想いだった事実が信じられなくて、子どもみたいに泣きじゃくる。
こんな所誰かに見られたら、きっとイジられたり馬鹿にされたりするけど。
そんなの頭の片隅に追いやっちゃうくらい、嬉しくて、幸せだった。
ガラスを扱うようにぼくを抱き締めて、優しく背中をトントンしてくれるしょうちゃん。
好きすぎて、胸が苦しくなる。
白
水
優しい声が耳元で聞こえる。
ちゃんとこういうことを口にしてくれるところ、優しいなって。
そういうしょうちゃんが、好きだなって。これからも一緒に居たいって、改めて実感した。
水
返事を聞いて優しく微笑んだしょうちゃんが、ぼくの頰を拭ってくれる。
そんなしょうちゃんにきゅんとして、ふにゃっと頰が緩んだ。
白
水
名前を呼ばれたかと思えば、しょうちゃんの腕が腰に回され、反対の手でするりとぼくの頰を撫でる。
少し真剣な顔のしょうちゃんがかっこよくて。
イケメンだなー、なんて呑気なことを考えながら、流れるままに目を閉じる。
ちゅ、と柔らかい感触を唇で感じる。
水
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白
ふにゃん、と目の前で笑うしょうちゃん。
触れるだけの軽いキス。
一瞬だけだったけど、至近距離で目が合うとものすごく恥ずかしい。
水
白
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今度はぼくの手を取るしょうちゃん。
そのまま指を絡め、ぎゅっと握った。
いわゆる『恋人繋ぎ』ってやつ。
水
ぶわ、と顔が熱くなる。
ぼくを見るしょうちゃんの顔が整いすぎてて、甘くて優しくて、思考が停止する。
かっこいいしかわいいしイケボだし性格良いし、もうなにが足りないの。
水
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なんでやぁ、としょうちゃんが笑う。
赤くなっているであろう顔を見られたくなくて、手で覆う。
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ぐい、と手首を掴まれ、顔から剥がされる。
水
見られた、と思った時にはもう遅く、今度は顎をくいっと掬われた。
白
にや、なんて、そんな効果音がぴったりな妖艶な笑みを浮かべた彼。
水
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けらけらと楽しそうに笑うしょうちゃん。
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水
ぼくの顔を見てうんうんと頷くしょうちゃん。不思議に思い、何かと尋ねる。
白
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ふいと顔を逸らし、ぼくの前を歩き出す彼。
その耳がほんのり赤くなっているのを、ぼくは見逃さなかった。
水
彼の手を取り、ぎゅっと握り締める。
水
白
赤くなった顔の口元を手で覆いながらこくんと頷くしょうちゃん。
これからいっぱい、思い出作ろうね。
『大好き』end_
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
柚葉💎
1、2話合わせて6000超えの♡ ありがとうございました!!!
追記:リクエストは投稿予定のリクエスト箱の投稿のコメ欄へお願いします🙏🏻
コメント
3件
遅れましだぁぁぁ!!めっちゃ好きですぅ😭😭いや、もう、やばいですね。(?)💎くんの初心な感じと🐰ちゃんの慣れてるようで慣れてない感じっっっ!!好きです!(大声) ちなみに🤪🦁がいいです((
私は、🐤💎がいい!!
もし良ければ🍣🤪ぺあを😭😭🙇🏻♀️🌷