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翔
気がつくと僕は空の下にいた 辺りに巨人や敵はいない
実
翔
実
翔
最後?
実
実
実
実が暗闇に消えていく‥
翔
待ってよ‥
待ってよ!!!!
翔
翔
翔
辺りを見渡す‥あれ?実がいない‥
翔
翔
胸がじくじく痛む
からだのここだけが妙に熱を持ちじくじく痛む
嫌な予感がする‥
翔
僕は慌てて洞窟の中を探した‥
翔
慌てる、慌てる、慌てる、慌てる
翔
翔
洞窟出口付近
翔
翔
翔
そこには力尽きた実の亡骸があった‥
僕は呆然として何も出来なかった‥
しばらくして、実の体に黒い物体が覆い尽くし‥
実は消えた‥
翔
それは叫びに近い咆哮
ひたすら僕は泣き続けた
翔
翔
僕は敵とか巨人とか辺りを気にせず泣きじゃくった
翔
悲しみ、悔しさ、苦しみ、痛み 僕の心はぐちゃぐちゃになっていた
翔
どこまで泣いても実は帰って来ない‥
それでも僕は泣き続けた‥
どのくらい日がたっただろうか? 僕は今洞窟を抜け出し、高い木の上まで翔んだ
涙は枯れ果て‥何も食べてなかった‥
翔
翔
翔
僕は自分が嫌いだ‥
翔
今でも実を思い出すと涙が出る
自分たちが弱者であるからこそ実の出会いは大切なものだった‥
翔
翔
でも‥もう駄目だ力が‥
その時だった‥
ふと、誰かに抱えられた‥
誰だろう?とても甘い匂いがする‥
???
顔を見上げると、そこには女性が僕を抱えていた