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フィクションとは思えないほど凄く現実的で、思わず感情移入してしまいました…( ; ; ) たった一言で傷ついて、たった一言で癒される…言葉って不思議ですね。使い方を間違えないように気をつけたいですね… とても素敵でした…!!
すいません。肝臓は細かく描かれていませんでした。感情です。
みなさんの 言われて1番傷ついた 言葉はなんですか?
私は
はやて先生
という言葉です。
この言葉は私の担任の先生が
注意されてもやまない 私への嫌がらせに対して 言ったものでした。
その時の先生の声は サラサラしていました。
言った後も平然とした顔でした。
生徒に挨拶する時の 普通の顔をしていました。
この言葉で、 私は深く傷つきました。
え?
私って先生から そんな風に (自分への嫌がらせを自作自演で しそうな子だと)思われてたんだ。
そんなわけないじゃん。
なんで、そんなこと言えるの。って
色んな思いがぐるぐると 混ざって
その日に関する記憶は その言葉しかなくて
どれだけ泣いていたのかも 忘れてしまいました。
目が腫れぼったくて
次の日から明らかに 心と体がしんどくて
今までの学校生活に ヒビが入ったようでした。
はやて先生は
有名な大学を出てて、 生徒から人気の イケメンな先生でした。
面白くて、活発で
周りからその先生でいいな〜と 羨ましがられるような 評判のいい先生でした。
だからこそ
私は悔しかった。
本当に刃物が胸に刺さったみたいに
心の中が痛くて
こんなことをさせた人が
生徒達から 先生と慕われるのが憎かった。
生徒だと思われるのが 嫌だった。
味方だと思っていた 先生は、それから嫌がらせについて 何も言ってきませんでした。
あんなことを言っておいて
ヘラヘラとしているのを見て
会いたくない
気持ち悪い
消えてしまえばいいのに、
なんて
汚い、怖い言葉が、感情が どんどん浮かんでは 傷をえぐって
ひたすらにムカついて
怒りはだんだん拒絶に入って
私は先生に会うのが嫌になりました。
学校が嫌になって
制服を着るのも嫌になって
あの人を「先生」と呼ぶのが しんどくなりました。
私はずっと その言葉を忘れません
数ヶ月経った今でも 言われた時のことを 鮮明に覚えています。
なので、なかなか 悲しむのをやめられません。
ずっと
ずっと永遠に
苦しいままです。
先生への怒りも冷めません
それどころか、 会うたびに増しています。
あのサラリと言った 平然とした態度を
私の手でぐちゃぐちゃにできたら どれだけ嬉しいか。
こんな悪意、今までになかった。
怖い言葉、 鋭利な言葉
使いたくなかったのに
気づいた時には その言葉を判断に使っていて
心の中で何度も何度も 吠えていました。
でも、そんな時
少しだけ嬉しいことがありました。
芳樹さん
芳樹さん
その人は私と同じ 本が好きな他校の友達でした。
その友達に 私は先生のことを話してみたんです。
すると
芳樹さん
芳樹さん
芳樹さん
といってくれました。
その瞬間、 涙が溢れました。
泣いてはだめだと思ったのですが、 止められませんでした。
恥ずかしかったけれど 泣いている間、ほんのすこしだけ
引っ込んでいた 嬉しい気持ちが出てきました。
本当に、嬉しかった。
あれから、さらに数ヶ月経って
私はなんとか学校に通えています。
はやて先生の授業を受けて
はやて先生に挨拶して 帰ります。
毒を吸ってるみたいで
苦しくて、しんどくて
内心ではまだ、 先生を憎む気持ちがあるけれど
私は壊れそうな時、 芳樹さんと話したことを 思い出します。
それ以外にも
楽しかったことや 嬉しかったこと
好きな曲や 好きな場所。
それを思い浮かべて 頭の中でいっぱいにします。
そうすると 少し楽になるからです。
傷つく言葉はなかなか 忘れられません
ずっと心の中を ぐちゃぐちゃにして 私たちを苦しめるでしょう。
しかし
嬉しい言葉もそれと同じで
ずっと私たちの心を あったかくして、 癒してくれると思います。
もし、それが間違いだったとしても
傷つく言葉だけが残るなんて 嫌なので、私はそう信じています。
だから
いつか先生と離れ離れになるまで そう信じて生きようと思います。
最後になりましたが
ここまで読んでいただき、 どうもありがとうございました。