アスカ
これで全部かぁ
汐音
オネェちゃんその漫画貸してぇ
アスカ
いいよぉ
お〜い、アスカ、汐音。ちょっといいか?
2人 なに~?
ちょっと、部屋に来てくれ。話があるんだ
2人 今じゃなくちゃダメ〜?
大事な話なんだ
2人わかった/今行くからちょっと待って
お父さん
ん?何だ。顔をじっと見たりして
アスカ
何でもな…(((
汐音
それで話ってなに?
お父さん
それは俺の部屋に行ってからだ。2人も待ってるからな
汐音
2人っておじさん達?
お父さん
そうだよ
お父さん
アスカと汐音は、怪盗レッドって知ってるか?
汐音
モチモチ
アスカ
そりゃぁ知ってるけど….
お父さん
そうか。知ってたか…汐音はわかるけど、アスカは新聞なんてほとんど読まないからな。
お父さん
知らないかと思ってたよ
アスカ
私だって新聞くらい読むよ
汐音
主にテレビ欄をね←
アスカ
うグッ
お父さん
悪い悪い。ケイくんも当然、知ってるね?
ケイ
はあ……
お父さん
3人とも、気持ちを落ち着かせて聞いてほしいんだが……
お父さん
実はな
汐音
はぁ
アスカ
うん
お父さん
怪盗レッドは俺と圭一郎なんだ
汐音
フゥン
汐音
で、?
アスカ
ちょ、ちょっとお父さん!真顔で冗談言わないでよ
汐音
あれ私のは無視?
おじさん
…アスカちゃん、汐音ちゃん。冗談じゃないんだ。
おじさん
そう思うのも無理ないと思うけど
ケイ
それが本当のことだと仮定して、
ケイ
それで?
汐音
うんそうだよ
汐音
そんなことを私たちに明かしてお父さん達はどうしたいの?
アスカ
そ、そうよ百歩譲ってお父さん達が怪盗レッドだとしても、
アスカ
それをどうして私たちにバラしたの?
お父さん
そりゃぁ((待って
お父さん
?
汐音
その続きを私に言わせて
汐音
お父さんが言おうとしているのは
汐音
「明日からお前達2人が怪盗レッドだからだ。」じゃない
おじさん
半分当たってるけど半分は間違ってるよ
汐音
どこが
おじさん
2人、じゃなくて3人だよ。
汐音
ッチ
おじさん
ちょっと⁈
汐音
めんどくさ
アスカ
えええっ!ちょっと待ってよ!なにを言い出すの⁈汐音も勝手に話を進めないでよ!
お父さん
お前達には教えていなかったが、実は、うちは代々怪盗の家系なんだ。
お父さん
ご先祖にはあのねずみ小僧いたとか、いなかったとか。
アスカ
ねずみこぞう?
ケイ
ーねずみ小僧次郎吉。
汐音
江戸時代の大泥棒だね
ケイ
そう
汐音
確か武士の家に100回以上盗みに入って一万両以上を盗んだとされる…だったよね
ケイ
うん
ケイ
今で言えば数億円の価値があるだろう。
ケイ
盗んだお金を貧しい人に分け与えたことで義賊として有名だ。
汐音
淡々としてるね
お父さん
ま、俺だって、ご先祖の話は祖父に聞いただけだ。