/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
風の音がする。
木の葉がそよぐ音も
そして、もうひとつの音が
人の声
アキナ
先輩…
アキナ
私の秘密教えてあげる
先輩
え！？
先輩
ひ、秘密？🤪
アキナ
私の秘密は「耳」
先輩
み、耳⁉️
先輩
どういう事だ！君は一体…
アキナ
おかしいでしょ…
アキナ
私は耳があるから辛いの！
アキナ
だから耳をちぎりたい…😭
アキナ
この世に私なんか要らないの！
アキナ
必要ない！
アキナ
どうせ、私は苦しむ運命だったの！
先輩
(なんなんだよ…一体)
先輩
(俺はこのおかしな奴のことが好きだったのか！？)
先輩
(嘘だろ…)
アキナ
…‼️
アキナ
先輩ってひどかったんですね…
アキナ
私の秘密…それは！
アキナ
耳に聞こえるかすかな音でも逃さないってこと。
アキナ
よく言われるでしょ…親に…
アキナ
「人の気持ちをよく知れ！」って。
先輩
うん。言われるな。
アキナ
私はよく誉められてきた
アキナ
親にね。
アキナ
理由は人の気持ちをよく知っているから。
アキナ
私の親は私の正体を知らない
アキナ
私は…人の心が読めるの
アキナ
心の中の声がすべて聞こえてしまうの…
先輩
え！？
先輩
と、ということは…まさか！？
先輩
さっきの俺の心の中の声が聞こえたって言うのか！？
アキナ
はい…
アキナ
メイのことはどうでもいいっていうのは
アキナ
メイが心の中で私の悪口を言っていたからよ。
先輩
！？
アキナ
こんな私だけど付き合ってもらえますか？
先輩
…
アキナ
ダメですかね？
先輩
もちろん！
アキナ
…ですよね。
先輩
付き合お！
アキナ
❕
アキナ
はい💗
次はメイ編！
次回へ続く！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
