お父さんが逮捕された後
茜
(私には、周りに誰もいなくなっちゃったな)
茜
(お父さんには暴力を振るわれてたけど、それでも)
茜
(私の唯一の家族で、育ててくれた)
茜
(お父さんがいなくなって、安心はするけど、)
茜
(心にぽっかり穴が空いた気分)
茜
(こういうのってなんて言うんだろう)
茜
ボー
黒尾
(茜のお父さんは逮捕、、、か)
黒尾
(今までよく耐えられたものだな)
黒尾
(そういえば暴力を受けてたってことは)
黒尾
(ケガがあるってことだよね!?)
黒尾
(一応見なきゃ!!((エロくないです)))
黒尾
トントン
茜
「何?」
黒尾
「体にケガとかあったりする?」
茜
、、、「ないよ!!」
茜
「軽めだったから、もう全部治ったの!!」
黒尾
「そう」
茜
「お風呂、入ってもいい?」
黒尾
「案内するよ」
茜
「ありがとう」
黒尾
「ここね」
茜
「うん」
茜
「あ、服ってどうすればいい?」
黒尾
「俺の服持ってくるから入ってて」
茜
「分かった」
茜
(きれい)
茜
(うぅ、シャワーが傷に染みる)
茜
(怪我ないって言っちゃったけど本当はめちゃめちゃあるんだよね)
茜
(心配かけたくないから言わなかったけど)
茜
(それにしても、、痛い!!!)
茜
(早く洗って出たい)
茜
(湯船なんて使ったら血が出ちゃうかも)
茜
(今日も殴られたわけだし)
茜
(湯船は念の為やめておこう)
茜
(出よ)
茜
「お風呂ありがとう」
黒尾
「いえいえ、、、って、服でかかったね」
黒尾
「半ズボンでも良さそうだから持ってくるね」
茜
「うん」(ケガ見えないかな?)
黒尾
「はい、これ来てみて」
茜
「じゃあ、廊下で着るね」
黒尾
「は〜い」
1分後
茜
「こっちの方がいいかも」
黒尾
「そうだね」
黒尾
!
黒尾
「ねぇ、なんで嘘ついたの?」
茜
「え、嘘って?」
黒尾
「ケガしてないって言ってたよね?」
茜
「あ、これはね!転んじゃったの!!」
黒尾
「痣になるほど転んだの?」
茜
「わ、私、昔から転びやすくて」
黒尾
「その嘘には無理があるよ」
黒尾
「どう考えても茜のお父さんがやったとしか思えない」
茜
「、、、」(初日でバレちゃったな、、、)
黒尾
「なんで嘘付いたの?」
茜
「心配かけたくなかった」
黒尾
「それは嬉しいけど、本当は怪我してたって言われる方が心配になるよ」
黒尾
「だから、正直に言って」
茜
「、、、ケガしてる」
黒尾
「どうして?」
茜
「お父さんに殴られたり、蹴られたりしたから」
黒尾
「見せて」
茜
「やだ、気持ち悪いから」
黒尾
「大丈夫だから」
茜
「分かった」
茜
ヌギヌギ
茜
「はい、終わったよ」
黒尾
!
黒尾
ギュー
茜
!??
黒尾
「よく頑張ったね」
茜
!
茜
( •̥ ˍ •̥ )
茜
ぅ、うゔ、ぅぁ
黒尾
よしよし(´。・ω・)ノ゙
5分後
茜
(⸝⸝- -⸝⸝)スースー
黒尾
寝ちゃったか
黒尾
よいしょ
黒尾
、、、軽っ
黒尾
え?俺茜を持ってるよね?
黒尾
これからはもっと食べさせなきゃな
黒尾
俺は料理できないから夜久辺りに頼むか
黒尾
さてと、茜はベットに置いたから俺はどこで寝ようかな〜
茜
ギュ
茜
(行かないで、お父さん)
黒尾
しょうがない
黒尾
いっしょに寝ますか!
黒尾
(寝てるとはいえ理性保ってっかな)
黒尾
(隣は好きな子なんだぞ)







