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アラスター
どうやら、思っていた以上に彼を凝視していたらしい。
少し気まずそうに苦笑いされ、慌てて目を逸らす。
〇〇
〇〇
アラスター
クスクスと小さく笑って、
アラスターはついにチョコを口へと放り込んだ。
ゆっくり探るように数回咀嚼すると
何かに驚いたかのように、彼の耳がひょこりと跳ねた
アラスター
〇〇
〇〇
アラスター
緊張しながら語った私の言葉に
アラスターは何も言葉を返さなかった
その代わりに彼の咀嚼からはさっきのような探る様子はなくなり、
やがてそれはゆっくり嚥下された
アラスター
〇〇
それでも尚、アラスターは何も語らない。
2人の間に、緩やかな沈黙が流れる
自分の鼓動のうるささに耐えかねて、
先に口を開いたのは私の方だった
〇〇
自分でも情けなくなるくらいに、こじんまりした声。
まっすぐにアラスターの顔を見られず、
様子をうかがいながらその横顔を覗き見る。
アラスター
〇〇
私のチョコに視線を落として、アラスターが小さく呟いた。
その一言が段々と私の心の中へと溶け込み、
私は何か大きな達成感と幸福感に包まれる。
〇〇
小さくガッツポーズをしながらはしゃいでいると
いつの間にかアラスターは黙ってこちらを見つめていた
アラスター
〇〇
想像していたどれとも異なる、小さな一言。
振り上げていた腕を降ろして、
私はアラスターの真剣な表情を見つめ返した。