コメント
1件
第4話 スキルスキャン
10:40 第一体グランド
ここのグランドはいつ見ても広い。
端から端まで1Km以上はある。
何人かが集まっていた、その中には見知った顔が何人かいた。
風香に翔子、正治と負馬も一緒だった。
果たして今回の試験内容は何になるのか、用意されていたものは、槍、地面にはどこまで飛んだのかが書かれている数字。
試験内容は見てすぐにわかった。
先生「では試験内容を発表する・・・・・今回の試験は陸上競技のやり投げだ。」
先生「ルールは分かっていると思うが、円の中ならどんな能力を使っても構わん。だがもし足が線を越えたり、槍を破壊する、場外は800mなので飛ばしすぎて場外に行くような行為をした選手はその時点で失格とする。」
先生「では最初のトップバッターから順番に試験開始とする。最初のトップバッターは・・・・」
藤代 工牙
酒巻正治
酒巻負馬
角谷 翔子
雨谷 風香
皆、円状の中で能力を発揮しながら次々と記録が更新されていく。
もうすぐ工牙たちの番が回ってきた。
先生「3-A 16番 酒巻負馬(さかまきふうま)!」
酒巻負馬
酒巻正治
肩をバンっと叩いた。
酒巻負馬
かなり自信なさげだ、もしかして能力との相性が悪いのか??
負馬はみんなに応援されながらも円状の中に入り槍を持つ
負馬は深呼吸しながら目をつむる、精神統一をし槍をどこまで飛ばすか想像する。
その瞬間、負馬の周りの砂やチリが浮き始めた、そして髪の毛が宙に浮き始めた。
酒巻負馬
ぶつぶつと何かを唱え始めた。
酒巻正治
藤代 工牙
その話をお構いなしに集中を続ける負馬、そして何かを捕らえたかのように目を開ける。
酒巻負馬
右足を一歩前に出し、助走をつけ左足に一気に力を入れて槍を右手で全力で大空に向かって投げ込む。
不安げな表情がすっかり晴れキリッとした顔になっており大空に槍は舞い上がった。
徐々に落下していく槍。
槍は地面に刺さり、結果を確認しに行くスタッフ。
スタッフが拡声器で記録を発表する
スタッフ「記録、距離:420m94」
先生「評価:強度7(レベル7)、よく頑張ったな!」
酒巻負馬
酒巻正治
酒巻負馬
藤代 工牙
酒巻正治
藤代 工牙
雨谷 風香
風香も円状の中に入って集中する。
ふと心の中から声が聞こえてくる。工牙の声だ
藤代 工牙
工牙「頑張れ、風香」
雨谷 風香
空間が歪み槍は宙の上に転移させた。
落下と同時に槍が地面に刺さり、風香の試験が終了する。
スタッフが駆け込み拡声器にて記録発表
スタッフ「記録、距離:98m24」
先生「評価:強度6(レベル6)その調子で頼むぞ風紀委員会部長!」
雨谷 風香
工牙達が風香の方に来る
藤代 工牙
手を掲げる工牙。
風香は鼻笑いをしながら
雨谷 風香
風香も手を挙げハイタッチをかわす。
酒巻負馬
雨谷 風香
酒巻負馬
雨谷 風香
酒巻負馬
先生「はいはい、密集してないで、次々!」
次々とやり投げに挑戦していく選手達、工牙、正治、翔子はストレッチしながらも柔軟に体を動かしていた。
とうとう工牙の番が回ってきた。
雨谷 風香
風香が槍を渡してくれた。
藤代 工牙
工牙は円の中に入り、深呼吸をする。
軽くジャンプをしながら、助走をつける。
ジャンプを辞め、狙いを定める。
構えを取り、集中力を高めていく。
工牙の周りから風が発生、風の流れを工牙に集約されエネルギーの塊ができていく。
一瞬、電気が走り助走をつけ思いっきり投げる。
藤代 工牙
飛んで行った槍は雲を突き抜けあなを開ける。
藤代 工牙
工牙はすかさず槍の飛んで行った方向に目を向け思念を送信する。
飛び続けていた槍がいつの間にか止まり、そのまま自由落下していく。
スタッフが駆け込み拡声器にて記録発表
スタッフ「記録、距離:700m56」
先生「評価:強度7(レベル7)お前もう少しで失格だったぞ~」
藤代 工牙
みんなのところに戻る工牙。
雨谷 風香
藤代 工牙
酒巻正治
藤代 工牙
酒巻正治
槍を取り円状の中に入りストレッチをする
酒巻正治
構えの体制に入り、リラックスした状態で目を閉じる
数秒後何かを捕らえたように目を開け一気に槍を投げる。
酒巻正治
スタッフが駆け込み拡声器にて記録発表
スタッフ「記録、距離:500m99」
先生「評価:強度7(レベル7)順調で何より!このまま精進してけよ!」
酒巻正治
角谷 翔子
酒巻正治
角谷 翔子
酒巻正治
角谷 翔子
待機場所でストレッチをする翔子。
酒巻正治
藤代 工牙
そうこうしているうちに翔子の番が終了していた、
スタッフ「記録、距離:560m99」
先生「評価:強度6(レベル6)いい傾向に傾いてるな!このままファイトだ!」
角谷 翔子
角谷 翔子
酒巻正治
角谷 翔子
酒巻正治
角谷 翔子
翔子は足を地面にたたきつける、それと同時に雷撃が走り正治の元まで一直線で向かっていく。
酒巻正治
藤代 工牙
工牙は宙を飛び上空へと非難
酒巻正治
角谷 翔子
飛ぶ暇もなく電撃は正治の元へ飛んでいく。
酒巻正治
地面に手をつき地形を変えて電撃をかいくぐる。
飛んでくる電撃の威力を分散させるように地面の地形を変えて対応。
酒巻正治
角谷 翔子
酒巻正治
先生「おい、何してる?お前らの番はとっくに終わったのに今更ウォーミングアップか?成績レベル下げるぞ」
角谷 翔子
酒巻正治
先生「次能力を行使したら本当に成績落とすからな。」
正治/翔子「はいっ!」
一通り選手のやり投げが終わり
先生「よし、では次の試験会場に向かう、一旦集合」
藤代 工牙
酒巻負馬
藤代 工牙
その後もスキルキャンは順調に進んでいき今日の目玉種目スキルスキャーンは終了した。
15:45 教室
先生「能力戦において最も必要な要素、それはなんだと思う?」
今日の授業は能力戦の講義。
みんな午前中のスキルスキャンでくたくたらしい
ばれないように寝てるやからも多い
先生「ん~じゃぁ今日は23日だから藤代君、答えてみてくれる?」
マジか・・・よりによって自分とは・・・
藤代 工牙
藤代 工牙
藤代 工牙
藤代 工牙
先生「そうですね!正しいです!、でも能力戦において最も重要なのは能力差です。どのような差なのか工牙さんなんだかわかりますか?」
藤代 工牙
藤代 工牙
角谷 翔子
酒巻負馬
藤代 工牙
はい!よくできました!ちゃんと学習していてとても感心です。
着席しながらも工牙は思った
藤代 工牙
17:45 バス停前
藤代 工牙
あくびをしながらバスを待つ工牙、あくびをしていると正治とそのご一行が向かってくる。
藤代 工牙
またいつものメンツだ、なかなか暇がないね~この都市は。
第5話
都市の歴史についての勉強も乙なものですわ。