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どうも、ゅきみです

こういうの書く暇あるなら続きかけって話ですよね、すみません

今回は影山の片思いを書いてみました

両想いになるか失恋するかは最後まで見たら分かります

ではお時間を少し頂きます スタート!

俺の名前は影山 飛雄

バレーが好きだ

でも初めてバレーと同じくらい好きになったある人物がいる

そいつの名前は日向 翔陽

コミ力高めで俺の相棒だ

影山 飛雄

やべぇ、国語の教科書忘れちまった

影山 飛雄

日向に借りるか

影山 飛雄

日向いるか?

日向 翔陽

ん?なんだ?

影山 飛雄

?!

影山 飛雄

なんだそこにいたのかよ、驚かすなよ

日向は俺の後ろにいた

日向 翔陽

ごめんごめん

日向 翔陽

で、なんだ?

影山 飛雄

あぁ、おう、国語の教科書貸してほしいんだ

日向 翔陽

あれれ?影山くんは忘れん坊ですねぇ?

影山 飛雄

(怒りの圧

日向 翔陽

ひっ

日向 翔陽

ごめんて!睨むなよ

日向 翔陽

お前、普通でもこえーのに

影山 飛雄

あ"?!

日向 翔陽

だからこえーって

日向 翔陽

それが人に教科書を借りる態度か?!

影山 飛雄

うぬん…

影山 飛雄

いいから貸せ!授業始まっちまう

日向 翔陽

はいはい

俺は日向の「もー」をBGMにして後ろ姿を眺めた

今日もあんな風にいったけど、こんなんだから余計ダメだよな

男同志ってだけでもおかしいのに…

影山 飛雄

俺は今ものすごくムカついている

日向と谷地さんが笑いながら話してるからだ

多分、俺は今ものすごく怖い顔をしていると思う

影山 飛雄

おい、日向ボケ

日向 翔陽

ん?なんだ?

影山 飛雄

トスあげるからこっちこい

日向 翔陽

おー!!

タッタッタッ

日向は嬉しそうな表情でこっちに走りよってきた

谷地さんはというと、少し残念な顔をしている

ごめんな、でも日向は渡せねぇんだ

翌朝

遊園地のチケットを2つゲット

俺は覚悟をきめた

日向を誘って告る

たとえ相棒じゃなくなったとしても

告らなきゃ何も始まらない

日向 翔陽

おー影山

日向 翔陽

おはよー

影山 飛雄

はよ

日向 翔陽

ん?影山なんか機嫌よくないか?

影山 飛雄

そうか?

日向 翔陽

おう

日向 翔陽

もしかして彼女でも出来たか?

日向 翔陽

影山のくせに〜

影山 飛雄

んなわけねぇーだろ

日向 翔陽

だよな

日向 翔陽

影山はバレー一筋だもんな

バレー、一筋

これ本当に告ってもいいのか?

日向 翔陽

恋とか愛とか無縁だよな!

影山 飛雄

お、おう

これはもう諦めた方がいいのか?

昼休み

影山 飛雄

はぁ

影山 飛雄

チケットどうするか…

俺は結局どの休憩時間でも渡せなかった

影山 飛雄

やっぱ無理だよな

日向 翔陽

〜〜

影山 飛雄

影山 飛雄

日向の声?

聞き覚えのある声の方を向いた

そこに居るのは

女子と日向だ

日向が告られてるのか?

こういうのはよくねぇのは分かってるけど

影で盗み聞きをすることにした

日向 翔陽

こんな所に呼び出してどうしたの?

女子高生

あ、あの

女子高生

わた…私…

女子高生

前からずっと日向くんのことが好きなんです

日向 翔陽

えっ?

女子高生

付き合ってください!

日向 翔陽

日向 翔陽

ごめん、君の気持ちは嬉しいんだけど

日向 翔陽

俺君のこと知らないし…何よりバレー、一筋だから…

女子高生

っ…

女子高生

そう…ですよね

女子高生

日向くんはバレー部でバレーが好きなのもわかってます

女子高生

でも…それでもいいので!

日向 翔陽

…ありがとう

日向 翔陽

でもごめん…

女子高生

っ…

女子高生

なんでっ…!

日向 翔陽

俺実は好きな人いるんだ

女子高生

えっ…

日向…好きな人いたのか

影山 飛雄

日向の好きなやつってやっぱ谷地さんか?

仲良いしありえるな…

でももし違うとしたら?

清水先輩か?

それとも知らない奴…?

あぁ、イライラする

日向 翔陽

かげ…まっ

日向 翔陽

かっげっやっま!

日向 翔陽

影山!!

影山 飛雄

お?!

影山 飛雄

なんだ、日向か

日向 翔陽

なんだってなんだ!

日向 翔陽

お前さっきからボーッとしてどうしたんだ?

日向 翔陽

影山らしくねぇーじゃん

影山 飛雄

日向 翔陽

お前が考え事とかしたら頭爆発するぞ!

ムカッ

日向 翔陽

いててて!!

日向 翔陽

ごめんて!

影山 飛雄

練習始めるぞ

スタスタ

日向 翔陽

もうなんだよ、わけわかんねぇ…

家に帰ってからも色々と考えた

でももう決めた

俺は諦める前にせめて日向への想いをこの手紙にかいて日向に渡して諦める

受け入れてくれなくても、伝えたかっただけだから気にするなと言っておわりだ

そうと決まったら手紙をかこう

っていっても、いつ渡すか…

靴箱だと女子みたいで嫌だな

正々堂々と渡すか

結局そのまま放課後まで来てしまった

だから部屋で渡すことにした

影山 飛雄

日向

日向 翔陽

ん?なんだよ?

影山 飛雄

こ、こr

日向 翔陽

あー!

日向 翔陽

影山、俺のジャージ踏んでるぞ!

影山 飛雄

え、あぁ

日向 翔陽

もー…俺のジャージ…

日向 翔陽

謝れ!

影山 飛雄

っ!そこに置いたのが悪いだろ

日向 翔陽

はっ?!

何言ってんだ、俺

日向 翔陽

影山が謝ってくれれば済む話だぞ!

影山 飛雄

チッ

日向 翔陽

い、今舌打ちした!!

影山 飛雄

もういーじゃねぇか

日向 翔陽

謝ったらな!

影山 飛雄

す、すまん…

日向 翔陽

許さない!笑

影山 飛雄

あ"?!

日向 翔陽

ひぃ、冗談だって

日向 翔陽

で?なんて言おうとしたんだ?

影山 飛雄

っ…なんでもねぇよ

スタスタ

ガチャ

日向 翔陽

紙…?

部屋で日向が気づいてたことを

先に行った影山は気づくことがなかった

何やってんだ、俺

2人きりだったのに渡すタイミングを逃したとかだせぇ…

バン!

俺はストレス発散の為に強くボールをうった

それがいけなかったんだ

日向 翔陽

えっ?

振り返った日向は見事顔面にあたった

そう、日向がいる方向にうってしまったんだ

ドガ!

反応が早い日向でも後ろから来たボールには反応が遅かった

保健室

俺馬鹿すぎだろ

日向におもいっきりボールを当ててしまった

目を覚ましたら謝らねば…

影山 飛雄

影山 飛雄

顔真っ赤…

俺は日向の真っ赤な頬を撫でた

影山 飛雄

ごめんな

影山 飛雄

俺が馬鹿なばっかりに…

その時、日向が目をあけた

日向 翔陽

ほんと馬鹿だよな

それに俺はびっくりして頬に手を置いたまま固まってしまった

日向 翔陽

バレーが好きなくせに何考えてたんだよ

影山 飛雄

な…なん…

日向 翔陽

バレーしながらぼーっとしてる影山珍しいぞ

日向 翔陽

何かあったんなら俺に言えよ

日向は普段子供っぽいが優しさは誰よりも優しい

そーいう所だよ…ほんと…

ポタッ

日向 翔陽

えっ

影山 飛雄

あれ…なんだこれ…

日向の優しさに涙が自然と溢れてきた

日向 翔陽

お前、もしかしてあの時

日向 翔陽

俺に何か渡そうとしてたか?

影山 飛雄

え…

日向 翔陽

手に握ってたのみたぞ

日向 翔陽

もしかして今抱えてる悩みか?

影山 飛雄

日向 翔陽

言い難いから手紙で伝えたかったんだろ?

大体あってる…

日向はすげぇな、敵わねぇよ

日向 翔陽

俺、こう見えても相談よく乗られるんだぞ

日向 翔陽

だからお前も吐け!

影山 飛雄

俺…日向が好きなんだよ

日向 翔陽

っ…!

影山 飛雄

気持ちわりぃだろ?

日向 翔陽

もう…伝えられた…それだけで十分だった

日向 翔陽

影山…

影山 飛雄

返事はいいんだ

影山 飛雄

伝えたかっただけなんだ

日向 翔陽

影山 飛雄

だからこれからも相棒でいてくれるか…?

日向 翔陽

お、おう…

影山 飛雄

っ…

なんでお前が辛そうな顔をするんだよ

でももういい、これで諦める

翌日の放課後

影山 飛雄

日向

日向 翔陽

俺は日向に避けられるようになった

部員

また喧嘩か?

部員

いや、でも無視とか喧嘩でも中々なかった気がします

部員

いつも言い合って終わりだもんな

部員

大丈夫っすかね

数日後

影山 飛雄

日向はいるか?

クラスメイト

いるぞ〜

日向 翔陽

日向は机の下に隠れていた

スタスタ

日向 翔陽

なんだよ…

影山 飛雄

なんで最近避けるんだよ

日向 翔陽

なんでって…わかんねぇよ…

影山 飛雄

は?

影山 飛雄

どういう意味だ?

日向視点

俺は日向 翔陽

この間影山に告られた

だけど返事はいらないって言われたんだ

その時、俺はなんだか胸がズキズキしてしまった

これはいったいなんだ?

影山 飛雄

日向

日向 翔陽

それから俺は影山を避けるようになった

このズキズキの正体が分かるかもしれないのになぜか知ったらダメだと感じてしまうんだ

胸が痛い…どうすればいいんだよ…

影山、ごめんな

相棒でいてくれるはずだったのに、俺がおかしくなっちまった

日向視点終わり

影山 飛雄

どういう意味だ?

日向 翔陽

…なんか影山と喋ったらいけない気がしたんだ

影山 飛雄

日向 翔陽

だから避けてたのに…なんでかもっと胸が痛くなるんだ

影山 飛雄

日向、あっちいくぞ

影山 飛雄

…よし誰もいねぇな

日向 翔陽

影山 飛雄

んで?

日向 翔陽

俺、今も胸が痛い

日向 翔陽

心臓になにか刺さってるみたいで

心臓に何か刺さってる?

俺もよくある…それか?

日向 翔陽

どうしちまったんだろ

日向 翔陽

俺、もう分かんねぇよ

そういうと日向の堪えてた涙が溢れ出した

影山 飛雄

…俺も

影山 飛雄

よくあった…ってかよくある

日向 翔陽

え?

影山 飛雄

日向に避けられた時も告ってなかった時も

影山 飛雄

ずっと痛かった

日向 翔陽

日向 翔陽

そっか…

日向 翔陽

分かったよ

日向 翔陽

簡単な事だったんだよ

影山 飛雄

日向 翔陽

俺のズキズキの正体が

日向 翔陽

元々分かってたけど納得出来なかっただけなんだ

影山 飛雄

え?

日向 翔陽

無意識に"それ"を避けてた

影山 飛雄

それ?

日向 翔陽

俺影山に恋してたんだ

影山 飛雄

…は

日向 翔陽

だから告られた後に相棒でいられるように言われた時

日向 翔陽

胸が痛かったんだ、そして苦しかった

だから日向は辛そうな顔をしたんだな

日向 翔陽

もう遅いかもしれないけど俺もお前が好きだ

日向 翔陽

相棒で居られなくなってもお前が好きなんだ

日向 翔陽

気づくの遅くてごめんな…

影山 飛雄

っ…

あぁ俺は一生日向には適わねぇんだな

影山 飛雄

遅せぇよ

日向 翔陽

っ…

日向は止まったはずの涙がまた溢れ出した

影山 飛雄

おい、勘違いするな

日向 翔陽

えっ

影山 飛雄

俺も…諦めながら

影山 飛雄

好きなんだよ

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