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テメェらのせいだ!

殺してやる!

死ねぇ!

AM0:00 千代の部屋

千代

ッ⁈

千代

…はぁ、また夢か

千代

(最近見ないと思ってたのに)

千代

(頭痛い…)

厨房

千代

ゴク、ゴク(水を飲む)

九井一

…千代?

千代

あ、九井さん

千代

…徹夜ですか?

九井一

ああ、千代は?

千代

ちょっと変な夢を見て、目覚めちゃったんです

千代

…コーヒーですか?

九井一

いや、今回はココアにするよ

千代

わかりました、ちょっと待ってて下さい

食堂

千代

お待たせしました

九井一

ああ、ありがとう

千代

…九井さんは、どうして梵天にいることにしたんですか?

九井一

…人生の勝ち組にいたいからだな

千代

あはは、九井さんらしいですね

千代

それって元から考えてた夢とかですか?

九井一

まぁ、そうだな

九井一

そういう千代は将来何がしたいんだ?

千代

えっと…

千代

…保育士?小さい子供関係の仕事がいいですね

九井一

へぇ、確かにしっくりくるな

千代

少しの間でしたけど、施設にお世話になったので

九井一

そうか、いいんじゃないか?

千代

でも…やっぱり私にはできないです

九井一

どうして?

千代

叔母さんたちには、私が歌手になるように言われてるので

九井一

千代

私の夢なんか知ったこっちゃないんです

千代

きっと、今までもこれからも…

千代

それならいっそのこと、私が我慢すればみんな丸く収まる気がするんです

千代

それなら誰かに傷つけられることもない気がして…

九井一

千代は、周りの目を気にしすぎだ

九井一

もっと自分らしく生きてもいいんじゃないか?

千代

…自分、らしく?

九井一

ああ、少なくとも俺の周りにいたやつはそうだった

九井一

今でも…幸せそうだったよ

千代

…私に…できるんでしょうか?

九井一

それは自分次第だ

九井一

大体歌手だって子供向け番組でもできるだろ、歌のお姉さんとか

千代

…それはそれで目立つので嫌です

千代

それに、叔母さんたちはそんなこと望まなそうですし

九井一

そうやって島藍夫婦の目を気にするな

九井一

今目の前にいるのは俺らだけだ

千代

…そうでしたね

千代

今は叔母さんたちに怯える必要はないですね

千代

本当は歌手になんかなりたくないし、勉強だって好きじゃない

千代

もっと友達と遊びたいし、甘いお菓子だって食べたいです

九井一

ははっ、千代はまだ子供だな

千代

そうです、私はまだまだ子供です

九井一

そうだな、もっと言ってやれ

家出したら犯罪組織の夜のお手伝いさんになった

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