○○
○○はとうとう泣き出してしまった
いや、とうとうじゃない。 まただ。また
週に2、3回1人部屋でポツリと会いたいな、と言っていつも泣き始めてしまう
それをお母さんは知っていたから何とかしないと、と思っていた
ガチャ🚪
お母さん
○○
お母さん
○○
お母さん
手を引かれて着いたのは、大型病院だった
○○
お母さんは私の声を無視してどんどん中に入って行く
○○
お母さん
お母さん
そう言われてはっとした。 周りを見ると皆こちらを見ていて一気に背筋が凍った 怖かった。私は硬直してしまった
お母さん
○○
○○
お母さん
○○
○○
私は大きい声で叫んだ。そしたら看護師さんが走ってきて1人が私を抑えて1人が私の足に何かを刺した チクッという痛みを感じてそこから記憶はない
お母さん
お母さん
お医者さん
お母さん
何かを話しているところで私は起きた
○○
○○
って言ってる場合じゃなかった!! 逃げないと…
お医者さん
お医者さんは勢いよくカーテンを開けた
○○
お医者さん
お母さん
○○
お医者さん
お母さん
お医者さん
お母さん
お医者さん
○○
○○
お医者さん
○○
私はすぐそこにあった水が入っているコップを医者めがけて投げた 綺麗にかかった、でも、何で?今の絶対避けれたのに それと同時に申し訳ない気持ちが襲ってきた
○○
お医者さん
この時私は思った あぁ、この人は今まで私みたいな人に関わってもずっとこの笑顔で対応してきたんだ。何されても、自分の中に閉じ込めて、離さない。この人もきっと、元から何かを持っていたんだ。だから、ずっと笑顔で優しく対応してくれるんだ 謝らないと、とこう考えてる時には遅かった 気付けばお医者さんはいなくなっていた
お母さん
○○
お母さん
○○
お母さん
○○
ガラガラ
○○
ほんとに何もなかった。きっとこの病院は精神科の病院で患者さんが自殺しないように、窓に鉄格子があった。でも、外の景色は見られそう
○○
○○
私は窓の外を見た
○○
○○
見たことある、あの背中。あの後ろ姿。 こっちは見ないで真っ直ぐ歩いているけど、絶対見たことある。
○○
○○
○○
私は勢いよく部屋を飛び出した
○○
○○
○○
看護師さん
プルルルル
看護師さん
看護師さん
お医者さん
やっとの思いで私は病院から出れた
○○
○○
私は追いかけるのに必死だったやっと会えると思って 話したいこと、いっぱいある それに、また沢山遊びたい
看護師さん
看護師さん
こう思っただけで、周りを見ないのが悪かった 信号は赤だった、でもそんなの勿論見るわけも無くてそのまま飛び出した
ドンッと私の身体に当たる重くて痛々しい音。 どこからか悲鳴が聞こえる
痛い。痛いよ。私っ、何か間違った、? 天地がぐらつく。わからない。
コメント
13件
お話に吸い込まれてしまいました( ˶ ̇ ̵ ̇˶ )
おぉ……すごい👏✨