長く持っても余命1年でしょう
医者は淡々と俺に告げた
俺は小学生から心臓を抱えていた
心臓病が悪化し、余命に至った
俺は余命を告げられたとき
ショックで何もできなかった
その日ないくんとデートの約束をしていた
でも、断った
もう俺の生きる時間は限られていた
貴重な時間
何もできなかった
何もできない俺は自分に嫌気がさした
ずっと泣いた
余命まであと8ヶ月
今日は久しぶりにないくんとデートだ
N
N
R
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N
N
N
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この何気無い会話はいつまで続くのだろうか
今までこんなことは考えたことはなかった
人間は究極の状態になると
大切なものに気づけるらしい
もっと早くに気づいてればよかった
N
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R
N
N
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もっと生きれますように
余命残り5ヶ月
R
俺はポツリと呟く
ないくんは言葉を感じ取ったのか
俺に話しかけようとする
N
久しぶりの声
ずっと聞きたかったないくんの声
俺は涙をこらえようと必死だった
それに必死で返答ができなかった
N
N
R
N
R
R
N
N
あまりに突然の出来事に俺の頭は真っ白になった
R
N
N
R
この幸せが続けばいいのに
余命残り2ヶ月
俺はあれからかなり容態が悪化した
その日からないくんはずっと来てくれた
嬉しかったけど
いつか俺が死んだら
多分ないくんが悲しむから
死ぬ未来なんて望んでないから
N
N
N
R
R
だけどないくんといれば
ないくんといる時間だけはこの先も生きれそう
そう感じた
R
R
N
声のトーンがあからさまに下がった
N
N
R
俺の目元は熱かった
余命残り1週間
両手両足
体を動かすことも神には許されなかった
俺は悟った
必ず死は俺にじわじわと
近づいてくることを
余命残り1日
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N
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R
N
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N
N
俺は見逃さなかった
ないくんの頬に雫が落ちていたのを
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N
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N
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N
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N
俺は笑いながら永遠の眠りについた
N視点
彼女が天国に行った
笑ってる
幸せそうだな
N
N
当然のように
「俺は愛してる」
この言葉は帰ってこない
りうらが居ることが当たり前だった
俺は失って初めて
大切なものに気づけた
N
りうらが言ってた扉を開ける
N
N
ないくんへ!
ないくんへ これを見てるってことは、もうりうらはこの世に居ないって事になるね!りうらはないくんに出会ってすごく嬉しかったです。俺は初めて大切なものに、大切な人に出会えたよ!「りうら大好き」「俺は愛してるだけどね」「俺はちょーちょー愛してる」この言葉の会話がずっと続けばいいのにって思ったよ、だけど叶わなかったね、 俺のこと忘れないでね!?大好きだよ!いや違う愛してるよ! ないくんのことが大好きで愛してる りうらより…
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N
N
N
俺は大切な人に出会えました
N
H
S
I
Y
H
N
俺はまた大切な人に出会えました
大切なものに気づかせてくれてありがとう
R
N
H
N
S
I
Y
N
ないくん/りうら大切なものに気づかせてくれてありがとう!
終わりちゃんちゃんっ!
頑張りました!
頑張ったのではーと一杯押してください!
ばいのすけ!
コメント
3件
これは塩水案件……