記憶の欠片を集めて

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ガラガラ

ドアを開け 、今日から俺がお世話になる教室の中を見渡した 。

もう10月の半ばだからだろう 。

やはり 、クラスの中では何人かのグループができていて 、

途中からこのクラスに馴染むのには時間がかかりそうな気がした 。

でも俺は 、今日からこのクラスの一員なんだ

なにか行動を起こさなければ

そう思い 、俺は緊張しながらも

教室の中に響くくらいの声でそう言った。

隣にいた🍗くんと🐑くんはいきなり俺が大きな声を出したからだろう

少し 、いや 、結構びっくりしてこちらを見ていた 。

なんかごめん 。

続いて 、クラスのみんなの反応を見てみる 。

やはり 、🍗くんと🐑くんのように驚いてはいたが 、

次々に挨拶を返してくれた 。

少し緊張の糸が解けた 。

何とか 、このクラスでやっていけそうだな 、！

そう思った 。

そんな会話を終えた直後 、

ガラガラ

俺がお世話になる担任の先生が入ってきた 。

優しそうな先生で良かったなと一安心した 。

あ 、でも 、ここで俺の自己紹介とかしなきゃいけないんじゃないかな 、？

なんて言おうかな … 考えておこう

しかし 、予想とは裏腹に

え 、あ 、HR終わった 。

普通転入生の自己紹介とかするんじゃないの 、？

… 先生もどっか行っちゃった 、

なんか思ったより軽くかわされたな

まぁ大丈夫って言ってるし 、

これから話していくうちにお互いのことわかるようになるよね ！

じゃあ大丈夫か ！

よし 、次は移動教室だし 、はやく準備しよ ー 、

たす ＿＿ て

＿＿ から

ズキッ

なんなのこの声 、

やっぱ幻聴とかじゃないよ

ちゃんと聞こえたもん

頭もすごく痛くなるし 、

もうなんなの 、？

授業中にこれ来たら困るな 、

でも 、多分治るよね 、！

この時はそう簡単に考えていた 。

どうせすぐに治るだろう 、と 、

1時限目から美術か ー 、

まぁでも 、数学とかに比べたらマシな方かな 、

いや 、そんなの言われても覚えてない、

やばいな ー 、

お願いだからｯ

え 、？

守って …

今度ははっきり聞こえた …

いやでも 、どういうこと …

ズキッ ズキズキッ

先程の痛みとは比べものにならないほどの強い痛みが俺を襲った 。

あまりの痛さに俺は 、地面にしゃがみこんでしまった 。

頭痛すぎっ 、

なんか 、あ 、れ 、？

なんも 、考えらんない 、な

意識も 、なんか 、、

なんか 、2人が叫んでる 、？

どうしたんだろ ー

あれ 、🍫さんと❄️さんだ 、

なんで 、いる 、の ？

最後に🍗くんの怒鳴り声が聞こえた 。

正直 、もう 、意識は朦朧としていて

なんて言ってるかわかんなかったけど

🍗くんには「 うん 」と返した 。

俺のまわりで🍗くんも 、🐑くんも 、🍫さんも 、❄️さんも 、

泣いていた 。

死ぬわけじゃないと思うのにな ー

だなんて思ったその後 、

ここで俺の意識は途絶えた 。