時は流れ、8月。
家入硝子
いっくよー
世来〇〇
ビュッ
消しゴムやらペンやらを私達で悟に投げつける。
イジメてるわけじゃないよ?
五条悟
ビタッ
投げた文房具達は悟に当たる手前で止まった。
五条悟
うん、いけるね
家入硝子
げ、何今の
夏油傑
術式対象の自動選択か?
五条悟
そ
世来〇〇
何それダル
五条悟
今までマニュアルでやってたのをオートマにした
五条悟
呪力の強弱だけじゃなく、質量、速度、形状からも
五条悟
物体の危険度を選別できる
五条悟
毒物なんかも選別できればいいんだけどそれはまだ難しいかな
五条悟
これなら最小限のリソースで無下限呪術をほぼ出しっぱにできる
家入硝子
出しっぱなんて脳が焼き切れるよ
五条悟
自己補完の範疇で反転術式も回し続ける
五条悟
いつでも新鮮な脳をお届けだ
世来〇〇
元の呪力量が多いからこそ出来る技じゃん
五条悟
前からやってた掌印の省略は完璧
五条悟
「赫」と「蒼」のそれぞれ同時発動もボチボチ
五条悟
後の課題は領域と長距離の瞬間移動かな
五条悟
高専を起点に障害物のないコースをあらかじめ引いておけば可能だと思うんだ
五条悟
硝子、実験用のラット貸してよ
家入硝子
えー…
夏油傑
……
世来〇〇
……?
世来〇〇
すぐr…
五条悟
傑ちょっと痩せた?
五条悟
大丈夫か?
夏油傑
…ただの夏バテさ、大丈夫
五条悟
ソーメン食いすぎた?
世来〇〇
……
傑の様子が変だった。
いつもの胡散臭い笑顔も無いし、
口数も少ない。
それがとても、気がかりだった。
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