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主
主
「"ここ"には何も無いんだな。」
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周りを見ると、ただ真っ白な地平線が広がっていた。
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彼は、どこへ着くか分からないがとりあえず、歩き出した。
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...ッニ...ッノョ...
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彼は、音の聞こえた方に行ってみた。
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ッマエッ...ナッィ...ダッ...
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すると、彼は音の元が近くなるたび、何故か心が痛んだ。
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'
ザザッ...
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まるで、砂嵐のような音が聞こえた。
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...ネッ!!
'
謎の声と共に、更に彼に心臓が痛くなった。
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謎の声の後に、彼は徐々に呼吸が浅くなった。
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バタっと彼は倒れた。
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彼は、息絶えた。
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彼の"外"では。
"
ザシュっ...彼の身体は心臓を刺された。
"
'
彼はもう、息をしていない。
彼の心も、体も冷え切っている。
小さな彼は、"から虐待を受け
もう、生きる気力なんか無かった。
小さいながら、「しんじゃえば良いんだと思った。」
彼の心は真っ白く、雪の様に凍えていた。
...
...
__________
~end~
主
主
主