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コメント
2件
うわあ…これ、めっちゃ良かったです…🥀 うりの「調子狂うから」のところ、照れ隠しな感じがもう完全に詰まってて、心臓ぎゅってなった。ゆあんくんの距離感バグってる系陽キャ、異世界の自分に会いたい一心でグイグイ来るの可愛すぎる…! 最後の「恋なのかな」でうりが自覚しちゃうとこ、読んでるこっちまで胸が熱くなりました。2人の温度差が愛おしすぎる…続きが気になる…!
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うり
うり
俺は、頭についた白いウサギの耳をパタパタと揺らしながら
不思議の国の大きなウサギの穴の底を走っていた
いつも懐中時計を片手に、忙しく走り回る毎日
だけど、今日
うり
その穴の底の草むらに『おかしなもの』が落っこちているのを見つけた
うり
うり
見慣れない、この世界のものじゃないお洒落な服を着た、俺より年下に見える男の子
うり
うり
どうやらぽっかりと空いている頭上の穴から真っ逆さまに落ちて気絶しているみたいだ
この世界の案内人として、少し格好よく声をかけて起こしてやろうと
俺は彼の顔を覗き込む
うり
うり
??
??
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男の子がゆっくりと、綺麗なルビー色の瞳を開ける
ネジの緩んだ時計みたいにぼんやりしていた彼の目が
目の前にいる俺の顔を見た瞬間、弾かれたようにバッと見開かれて輝いた
??
??
うり
うり
次の瞬間、起き上がった勢いのまま
男の子は俺の肩を掴んで、顔を近くまでもってきた
あまりの勢いに、俺は思わず後ろにのけぞりそうになる
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満面の笑みで、次から次へとぐいぐい質問攻めにしてくる男の子
距離が近いし、とにかく勢いがすごすぎる
あまりの出来事に完全に頭が追いつかなくて、珍しく俺は戸惑った
うり
うり
うり
うり
うり
??
??
彼は不思議そうに首を傾げて、真っ直ぐ俺を見つめてくる
からかっている風でも、嘘をついている風でもない
ただ純粋に、俺を友達か何かだと思っていそうだ
うり
うり
うり
うり
うり
うり
うり
??
??
??
??
うり
知り合いと勘違いして会って早々懐いてくる男の子と
記憶に全くない男に名前を呼ばれて困惑する俺
こうして、俺のペースを狂わせている彼との出会いは、こうして始まった
うり
コイツを返すまで、どれだけ時間がかかるのだろうか…
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うり
うり
あの出会いから数時間
俺はコイツを元の世界に帰すために
しぶしぶ不思議の国の案内をしていた
今はマッドハッターたちのおかしなお茶会の席にいるんだけど……
コイツが本当に止まらない
なんならアクセルを踏みまくっていて
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
コイツはフォークを持ったまま、笑顔で距離を詰めてくる
おまけに、さっきからソファの距離もピタッとくっついてきて
俺の案内人としての威厳が全く保てていない
うり
うり
うり
うり
うり
俺がツンとそっぽを向いて突き放すと、ゆあんくんは持っていたフォークを置いて
ルビー色の瞳をキラキラさせながら俺の顔を覗き込んできた
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
こうやって強引に迫られるとき、いつもなら「ふざけるな!」って怒れるだろう
けれど、こんなにぐいぐい来られると、どう対応していいか分からなくなる
うり
うり
うり
うり
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うり
うり
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
入り組んだトランプの迷路を抜けて、
俺たちは2人で美しい薔薇の庭園にたどり着いた
目の前には、現実の世界へと繋がる大きな扉が佇んでいる
うり
ペースを乱しまくってきた、このおかしな迷子くんともお別れだ
うり
うり
うり
うり
俺はいつも通り、案内人らしく言い放つ
そして、彼からそっぽを向いて突き放すような態度を取った
だけど、
うり
うり
そんなこと、絶対に言えない
すると、ゆあんくんは扉の取っ手に手をかけるのをやめて、ゆっくりと振り返った
ゆあんくん
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくんはそう言うと、俺の目の前まで歩いてきて
俺の両手を、自分の手でぎゅっと握りしめてきた
突然のことに、俺はまた身構えてしまう
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ルビー色の瞳をキラキラと輝かせながら、まっすぐ俺を見つめてくる
あまりの爆弾発言に、俺は頭を掻きながら負けを認めることしかなかった
うり
うり
うり
うり
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくんは嬉しそうに微笑むと、そのままの勢いで俺の体に抱きついてきた
相変わらず距離が近いし、心臓に悪い
だけど、重ね合わさった胸の奥からは
出会った時と同じくらい、温かい鼓動が伝わってくる
ゆあんくん
ゆあんくん
そう言って、ゆあんくんはトランプの扉を開けて、光の向こうへと消えていった
静かになった夕暮れの薔薇園
俺は自分の胸に手を当てて、いつもより少し早く刻まれる心臓の音を聴く
この感情を何というのか、
俺にはまだわからないけれど
これが
うり
なんて、そんなことを思ってしまった