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闇の中の人形劇

第6話 - 第三話「戦い」

2025年06月22日

#スプランキー

ヨラ

スカイ

はぁはぁ…た、ただいま

オワックス

…ただいま

タナー

あっ！

タナー

おかえり！

タナー

スカイ、オワックス！

スカイ

うん、ただいま。

タナー

ってあれ？ジェヴィンは…

スカイ

あと少し買い物して帰るって言ってたよ、多分あと１０分以内には戻ってくると思うけど…

オワックス

…

タナー

そ、そうか

ピンキ

まあ、一応応急処置はしたしね…出血多量で意識を失ったりはしないはず…

スカイ

気長に待っとくか〜

タナー

そだな〜

…あれ？目が見えない…何で？

目隠しをされているのか…？

ジェヴィン

…ん？あーえっと…ここは？

？？？

目が覚めたか…?

？？？

「ジェヴィン？」

ジェヴィン

え…？その声、もしかして…ブラックですか？

ブラック

はは…

ブラック

やはり、君には直ぐにバレてしまうか…

ブラック

そう、俺はブラックだ。

ジェヴィン

…どうしてこんなことを？

ジェヴィン

取り敢えず目隠しを外してくれません？

ブラック

ああ、分かったよ

その声の後直ぐに視界が次第に解放されていった。

ジェヴィン

…このへやは？

ブラック

…とくに何も無いな

ジェヴィン

確かに、あるとしたら、あなたしかいませんし、

ブラック

はぁ

ジェヴィン

ていうか、何をしたいんです？

ジェヴィン

こんなところにつれてきて…まさか何も無いなんてことはありませんよね？

ブラック

ああ、もちろんそんなことは無いさ

ブラック

ちゃんとした要件があるんだよ

ジェヴィン

それが何か教えてもらいたいのですが…?

ブラック

そのことはつまり、

「君をウェンダの代わりにしようと思ってね…」

ジェヴィン

は…?え…？つ、つまり、私に皆さんを殺せと…？

ブラック

そうだ。何、洗脳するから記憶はないさ

ブラック

少しこれを見ていてくれ

ジェヴィン

えっと…

ジェヴィン

それは？

ブラック

まあ、すぐに分かるさ

ジェヴィン

って、あ…意識…が…

ブラック

…ふふ

ブラック

簡単に睡眠にかかってくれてありがとう

ブラック

ジェヴィン？

ブラック

って、

ブラック

もう聞こえないか

ブラック

はは…

タナー

はぁ

タナー

…さすがに遅くないか?

スカイ

うん、もう３０分は経ってるよ？

あのー？

開けてくれませんか〜？

タナー

この声、ジェヴィンじゃないか？

スカイ

うん、そうだけど…

ちょっと！聞いてます？

俺ですよ！ジェヴィンです！

スカイ

…あれ？

タナー

ど、どうしたんだ？

スカイ

なんか違和感が…

タナー

確かに…

ジェヴィンじゃないみたい、だな

スカイ

…あ！

タナー

どうした？

スカイ

違和感がわかったんだよ！

タナー

え？

スカイ

だって、さっき話してた人は、自分のこと「俺」って言ってたでしょ？

スカイ

兄ちゃんはいつも、自分のこと「私」っていうじゃん

タナー

…っ確かに

タナー

てことは…

はぁ～あ

ばれたか

ウェンダ

あたしも行くから、玄関まで行きましょう？

ウェンダ

どーうせ、ブラックでしょ

スカイ

う、うん

タナー

分かった…

スカイ

ほら、来なよ

スカイ

鍵、かかってないから

？？？

はぁ～

ブラック

なっんでバレるかな〜

ブラック

はは、そうだよ

ブラック

俺はブラックだ

ウェンダ

やっぱりね～！あたしの予想が当たったわ！

ブラック

げ、おまえもいたのか

ウェンダ

別にいいでしょー？

タナー

あーいや、１回その話はやめてもらって…

タナー

ブラック、ジェヴィンをどこにやった

ブラック

あー、彼は…いや、「ジェヴィン」はウェンダの代わりになってるよ…今頃ね

スカイ

は？

スカイ

それってさ、ジェヴィンに僕らを殺させるってことだよね？

ブラック

ああ、そうだ

ウェンダ

ちょっとふざけ…

タナー

ふっざけんなよ！

みんな

！？

タナー

てんめぇ

タナー

黙って聞いてれば…

タナー

許されると思うなよ？ジェヴィンは…ジェヴィンは！

タナー

すごく…やさしいんだよ…

スカイ

意識が戻った時にさ、

スカイ

兄ちゃんは、どうなると思う？

スカイ

きっとさ、自分をすっごく責めるよ!

スカイ

ブラック、お前のせいなのにね！

ブラック

…そうか

ブラック

まあ、君たちがすごくジェヴィンのことを大事にしてるってことは伝わったよ

ブラック

一つだけ注意しておくよ

ブラック

彼は武器持ちだよ。しかも、かなり強い。その気になれば、すぐに君たちぐらい殺せるだろう

ブラック

注意しておいたほうがいいかもね。

ブラック

じゃあ、

そういうと、アイツはでていった

スカイ

っはぁはぁはぁ

タナー

だ、大丈夫か？

スカイ

うん、強く言ったから疲れちゃった。

ウェンダ

ほっんとアイツムカつくわね！

スカイ

…兄ちゃんを止めに行こう

タナー

っ…

タナー

大丈夫か？

スカイ

うん

スカイ

兄ちゃんには、何回も守ってもらったからね

スカイ

その恩ぐらい返さないと…

タナー

ああ、そうだな

タナー

それじゃ

いくぞ！

スカイ

ねぇあれ！

スカイ

兄ちゃんじゃない？

タナー

そうだな！ジェヴィンー！

ジェヴィン

…？

ジェヴィン

は、はは

ジェヴィン

ねぇ

タナー

…！？（こいつ、何かおかしくないか!?いくら操られているとは言え…あそこまで心が変わるものか？）

スカイ

に、兄ちゃん？

ジェヴィン

はは、

ジェヴィン

はははははははははははは！

ジェヴィン

ねぇ

ジェヴィン

ねぇ

ジェヴィン

あなた達は

ジェヴィン

どんな死に顔を見せてくれるの？ねぇ

ジェヴィン

教えてよ！

スカイ

（絶対これは本来の兄ちゃんじゃない！どうやって救えば！？）

ジェヴィン

ははは！

ジェヴィン

じゃあまずあなたから！

タナー

は！？俺！？

ジェヴィン

ねぇ

ジェヴィン

「力合わせ」しよ？

ジェヴィン

ねぇ

タナー

くっ…

タナー

ああ分かったよ!

タナー

限界までお前の相手してやる！

タナー

だから、だから…

タナー

お前が負けたら、絶対に戻ってこいよ！約束だからな！

ジェヴィン

やったー！

ジェヴィン

じゃあ、早速…

スタート！

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2件

やっぱりジェヴィンは加害者になったか... どうなっちゃうんだろ...タナーよ無事でいてくれ...

ヨラ

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