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フョードル・D
さぁ、此方へどうぞ
翠
.... 此処は？
フョードル・D
我々の拠点です
フョードル・D
天人五衰であれば、そのくら
い当然でしょう？
い当然でしょう？
翠
？
翠
天人五衰 ....？
ニコライ・G
もしかして知らないのかい
ｯ ？
ｯ ？
翠
知らない
ニコライ・G
....
ニコライ・G
ふ ｯ ....
ニコライ・G
あははは ｯ！この子本当に面
白い ~ ｯ！
白い ~ ｯ！
ニコライ・G
何も知らずに殺人結社に入っ
たのかい ~ !?
たのかい ~ !?
ニコライ・G
ひゃ ~ ！最高だね ｯ！
フョードル・D
.... 珈琲は飲めますか？
翠
飲めない
フョードル・D
では緑茶にしておきます
ニコライ・G
あれ？何でそんなに落ち着い
ているの？
ているの？
フョードル・D
貴方が騒がしいだけです
翠
それで天人五衰って何？
フョードル・D
国家の消滅を掲げるテロリス
ト、又は殺人結社
ト、又は殺人結社
フョードル・D
簡潔に云えば、特一級の危険
異能犯罪者によって構成され
た組織です
異能犯罪者によって構成され
た組織です
翠
( 殺人結社....、)
フョードル・D
そう身構えないで下さい
フョードル・D
貴方に危害を加えようとは考
えていませんので。
えていませんので。
翠
.... 信用出来ない
フョードル・D
貴方はもう我々の仲間とな
るのにですか？
るのにですか？
翠
ｯ ！
翠
私は天人五衰に入らない
翠
私がついて来たのは過去を教
えて貰う為 ....！
えて貰う為 ....！
翠
人を殺す事なんて、！
フョードル・D
翠さん
フョードルの冷たい眼光が私に 突き刺さる
フョードル・D
此処へ来た時点で後戻りは
出来ません
出来ません
フョードル・D
彼等の所へ戻ったとしても貴
方の居場所はもうありません
よ
方の居場所はもうありません
よ
翠
！
翠
( 何も言い返せない.... )
ニコライ・G
まぁまぁ、ドス君 ~
ニコライ・G
あんまり翠ちゃんを困らせち
ゃ駄目でしょ ｯ！
ゃ駄目でしょ ｯ！
フョードル・D
事実を述べた迄です
フョードル・D
貴方は早く次の仕事をして
下さい
下さい
ニコライ・G
.... ちぇ
翠
....
フョードル・D
ｶﾁｬｯ (( 珈琲を飲む
フョードル・D
では一つ、貴方に仕事を任せ
ましょう
ましょう
フョードル・D
そして無事、仕事を終えたら
貴方に全てをお話します
貴方に全てをお話します
翠
貴方が云っていた私の過去の
話？
話？
フョードル・D
はい
翠
....
翠
分かった
翠
その仕事の内容は？
フョードル・D
( 笑
フョードル・D
貴方の異能で横浜を壊して
下さい
下さい
翠
.... え？
翠
横浜を、私の異能で ....？
フョードル・D
えぇ、貴方の異能で。
フョードル・D
簡単な事でしょう？
翠
何を云っているの、出来る
訳 ....！
訳 ....！
ニコライ・G
ドス君、終わったよ ~ ！
フョードル・D
丁度良いですね
フョードル・D
翠さん、お見せしたい物があ
ります
ります
翠
見せたい物 ....？
翠
此処って ....
フョードル・D
地下牢です
ニコライ・G
今明るくするね ~
ﾊﾟｯ
翠
ｯ ！
翠
何で ....、
そこには中也と太宰が血を流し気絶して いる姿があった
二人の手は地面に埋め込まれている 状態である
中原中也
.... ん"
太宰治
....
フョードル・D
お早う御座います
中原中也
！
中原中也
手前 ....！
太宰治
ん、
中原中也
おい太宰、さっさと起きろ
太宰治
.... 君の騒がしい声のお陰で
起きたよ
起きたよ
太宰治
全く.... 此はどう云うおもてな
しかな？
しかな？
フョードル・D
少々手荒になった事はお詫び
します
します
フョードル・D
ですが、お二人の協力が必要
なのです
なのです
太宰治
協力？笑わせてくれるね
太宰治
そこの道化師のお陰で私は出
血と頭痛が治まらないのだよ
血と頭痛が治まらないのだよ
ニコライ・G
~ ♪
翠
....
翠
何故、そこまで私にこだわる
の ....
の ....
太宰・中也
！
中原中也
翠！
フョードル・D
貴方が特別だからです
フョードル・D
その異能は世界でも稀な存在
フョードル・D
懸賞金は少なくとも50億の価
値があります
値があります
フョードルは少しずつ私に近づく
翠
私は人を殺したくない ....
フョードル・D
貴方の意見など如何でも良い
のです
のです
フョードル・D
我々が求めているのは貴方の
異能
異能
フョードル・D
つまり、魂なのですから
翠
近づかないで、
フョードル・D
さぁ、選んで下さい
フョードル・D
彼等の命か、横浜の街なの
かを ....。
かを ....。
𝙉𝙚𝙭𝙩 .5000
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