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俺の名前は猪俣周杜 高校二年生
俺には小学1年の頃から ずっと片想いしてる幼馴染がいる
その幼馴染の名前は、木村咲奈
明るくて優しい性格で 運動も勉強も得意な可愛い子
いつも友達に囲まれるような クラスの人気者なんだ
でもとてつもない鈍感女子だから 恋に疎くて彼氏できた事がない
…それなのに
高二の夏の今、咲奈ちゃんに 初めて好きな人ができた
猪俣周杜
猪俣周杜
ベンチの背もたれに寄りかかり ふと空を見上げる。
心が曇ってる俺にはムカつく程の 青空が広がっていた。
ズボンからスマホを取り出して 咲奈ちゃんとのLINEを見返す
表示されてるのは 昨夜9時過ぎのトーク画面
その時の咲奈ちゃんとの会話がこれ
夜9時10分
木村咲奈
木村咲奈
なんて、めっちゃハイテンションで 送ってきたから
それはもう、何があったのか 興味津々で。
猪俣周杜
木村咲奈
木村咲奈
まぁ、知った時は、 「えっ…」て声出たなぁ…
…咲奈ちゃんに…
…好きな人…?
…え、これ、失恋じゃね?(笑)
…なんて、結構心は重傷負った…(笑)
猪俣周杜
とか送ってはみたものの、 内心全然祝福してなかったな。
木村咲奈
木村咲奈
猪俣周杜
木村咲奈
これで他校のヤンキーとかだったら すぐ「だめだよ!」って止められた
…冷静になって考えれば、 もうヤンキーなんていない時代なのに
木村咲奈
猪俣周杜
名前を聞いた途端 だいぶもうHP無くなった
なんでかって?
将生くんて、 学年イチのモテ男子なの
不器用でめっちゃ声小さいけど 心がすごく優しい人でさ
鈍感だから、自分がモテてるとか 夢にも思ってなさそうだけど
告白された事無い俺からしたら 人としても憧れの存在なんだよね
…敵うわけないって 現実突きつけられた気分だった
木村咲奈
木村咲奈
あー…、協力してほしいのか。 ちょっと地獄だなこれ…(笑)
猪俣周杜
木村咲奈
あまりに即レスしてくるから 苦笑いしてしまう
木村咲奈
木村咲奈
猪俣周杜
文字を送信しかけて、消した
こんな事言ったら悲しむだろうし そんなの俺が嫌だ
好きな子に頼まれたら
協力するしかない
気持ちを切り替え 俺は文字を入力して送信した
猪俣周杜
木村咲奈
猪俣周杜
猪俣周杜
木村咲奈
木村咲奈
猪俣周杜
そりゃ…幼馴染としか 思われてないよな
木村咲奈
猪俣周杜
木村咲奈
猪俣周杜
まさか、長年片想いしてる人の恋を 応援する事になるなんて
人生って本当、 何が起こるかわかんないよね
猪俣周杜
猪俣周杜
ため息つくと幸せが逃げるって よく聞くけど
俺の幸せはもうとっくに逃げてるよ。 なんて思ってしまう
LINEの画面を閉じて スマホをズボンのポッケに入れる
すると
??
後ろから誰かに頭を撫でられた
でも咲奈ちゃんの事で 完全に無心になってた俺は
それに気づくのに数秒掛かった
??
聞き慣れた声に顔を上げると 親友の篠塚大輝がいた
猪俣周杜
篠塚大輝
篠塚大輝
猪俣周杜
俺が笑うと、 大輝は両手を俺の肩に置いた
篠塚大輝
猪俣周杜
篠塚大輝
言われてみれば、 ちゃんと笑えてない気がした
猪俣周杜
篠塚大輝
俺は立ち上がると 大輝が隣に立ち、公園を出た
ここから学校までは10分歩けば着く
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
篠塚大輝
大輝にはよく 咲奈ちゃんの事話してるから
俺がずっと片想いしている事を よく知っている
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
猪俣周杜
いっそ自分の気持ちを諦めれば 丸く収まると思った
篠塚大輝
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
篠塚大輝
篠塚大輝
心配そうに見つめてくる大輝に 俺は笑顔を見せる
猪俣周杜
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
ここからは気持ちを切り替え 明るくいこう
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
大輝と目が合う
篠塚大輝
猪俣周杜
篠塚大輝
篠塚大輝
大輝に腕を引き寄せられ、 そのまま優しく抱きしめられる
まるで、俺がいるからな、 と寄り添ってくれるかのように
なんかやっぱり……
猪俣周杜
篠塚大輝
俺は大輝からそっと離れ、 若干見上げるように大輝を見つめる
猪俣周杜
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
大輝は少しぽかんとしたあと 急に顔を赤くしてそっぽを向いた
猪俣周杜
…えーっと…?
何で顔赤くした? そんで何でそっぽ向いてんだ?
猪俣周杜
よく考えろ? 大輝はたまに隠し事するよな…
…まてよ…? こんなに顔赤くしてそっぽ向くって…
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
俺を見る大輝の顔は さっきより赤を増してる気がする
…よし、確定。
猪俣周杜
篠塚大輝
つい口調がお母さんになったけど 今は気にしない
猪俣周杜
篠塚大輝
なかなか口を割らない大輝
…こうなったら…
猪俣周杜
篠塚大輝
抵抗する大輝の肩を抑え 手で大輝のおでこにそっと触る
猪俣周杜
俺が大輝の顔を覗き込むと 大輝はため息をついて言った
篠塚大輝
猪俣周杜
心配で動き出せない俺をよそに 歩き出す大輝
いや、ナチュラルに関西弁 取れちゃってるんですよ大輝くん
大輝が関西弁無くなるときって だいたいは嘘ついてる時なんだよな…
えーでも、本人が言うなら これ以上問い詰めてもあれか…?
はてどうしたものか、 なんてノロノロ考えていると
篠塚大輝
俺が来ないことを変に思ったのか こっちを向いて急かしてきた
猪俣周杜
追いかけて隣に並び 自然と大輝の横顔を見てみる
さっきよりは顔も 赤くなってないように思える
てことは…大丈夫ってことで いいのかな?
篠塚大輝
篠塚大輝
猪俣周杜
顔を見てることをバレたようで 少し笑いながら言われた
たしかに顔赤くないし、 関西弁もなってはいる
猪俣周杜
ついツンデレを出してしまう
篠塚大輝
篠塚大輝
何か言い訳…なんかないか…
猪俣周杜
篠塚大輝
まぁ顔かっこいいのは事実だもんな。
猪俣周杜
篠塚大輝
……え?(笑)
なんでそんなパニクる?
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
猪俣周杜
逃げる大輝を追いかける俺。
最初はガチで追いかけても 徐々に少しずつ笑えてくるのが俺たち
そんで必ず俺が捕まえるのも 俺たちって感じ
猪俣周杜
篠塚大輝
大輝を後ろから 抱きしめるようにくっつく
猪俣周杜
篠塚大輝
ここでNOってことは本音だ
猪俣周杜
俺はそう言って大輝から離れる
篠塚大輝
猪俣周杜
猪俣周杜
篠塚大輝
はい顔真っ赤。
猪俣周杜
篠塚大輝
篠塚大輝
猪俣周杜
ちょっとふざけすぎたけど これが日常なんだよねぇ…(笑)
#大人ロマンス