bouquet.
bouquet.
bouquet.
bouquet.
bouquet.
赤
パンッパンッ…パチュッ…
桃
赤
部屋に響く欲を煽る音
それはいつも
赤
赤
この一言で鳴り止む
桃
桃
ズル…
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
たた…っ
バタン…
桃
恋人であるりうらとの 行為は成功したことがない
挿れたって濡れることはなく 今日みたいに すぐ抜いて終わる
もちろん求められたことなんてない
傍から見たら冷めた関係だろう
恋人のりうらは性行為が出来ない
桃
‐ 脱衣所 ‐
桃
<う"…っ、ぐすッ…ぅぁ…っ泣
桃
<ごめんなさい…ッごめんなさ…ッッ泣
桃
ガラッ!!
赤
桃
泣き声の聞こえた浴室に飛び込むと
赤
絶望しているりうらがいた
赤
いきなり入ってきた俺に対して 体を隠すわけでもなく、 怒るわけでもなく
何もせず
赤
ただ涙を流していた
桃
すっ
赤
ガシッ!!!
桃
りうらの頬に触れようと 伸ばした手は その途中で 掴まれ止められた
赤
赤
桃
桃
その言葉を言ったと同時に 彼は椅子から落ち 床にへたりこんだ
もう嫌だ
もう嫌だ
もう嫌だ
この言葉ばっかり さっきからりうらの頭の中を 埋め尽くす
今日も痛いと言ってしまった
可愛げのない態度を取ってしまった
ないくんを拒んでしまった
赤
赤
赤
なんで
赤
そのくせ ないくんには冷たく当たってばっかで
謝罪の一言もなくて
悪いのはりうらなのに
赤
赤
ないくん…っ
桃
桃
赤
やば…泣き止まなきゃ…っ
桃
桃
やだ、やだ止まってよ
りうらが悪いのに泣いて、 迷惑かけて、 身勝手すぎるよ
嫌われちゃ…っ… …………
……なに、言ってんだろ
こんなんで… まだ好きでいてもらえると 思ってんの…?
んなわけ、ないじゃん…
赤
思い上がんなよ
桃
桃
赤
ぽろぽろ…っ
ないくんも優しくしないでよ…っ
そんなだから りうらが甘えちゃうの…っ
赤
焦って、焦って
とっさに放った 特に意味をこめた訳じゃない言葉
赤
桃
その言葉を聞いた時の 傷ついた表情に
思いきり心を抉られた
赤
ズル…ッ
ガタン…ッッッ!!
桃
桃
赤
桃
桃
桃
す… (抱きしめようとする)
桃
赤
ぎゅ…っ!
桃
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
桃
ガタガタガタ…
桃
桃
赤
桃
ふわっ(タオル)
桃
赤
桃
赤
こくっ…
桃
桃
桃
桃
桃
赤
ぼろぼろ…
桃
桃
赤
桃
赤
桃
恋人のりうらは性行為が出来ない
求めてくることはなく、 甘えてくることも少ない
だけどすごく愛情深くて 人のために悩めてしまうような 素敵な俺の恋人だ
甘えてこないのは ツンデレだから
求めてこないのは 彼が不感症だからである
もちろん、 不感症改善のために 色々試してはいる
しかし
AVを見てみた時は
パンッパンッパチュパチュッッ♡ <ああ…っ♡♡
赤
赤
桃
赤
赤
桃
赤
赤
桃
赤
桃
桃
その映像が生々しくて 気持ち悪くなってしまい
シュコッシュコッ…コスッ…
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
一般的に 感じやすいとされてるところを 触っても 効果はなかった
桃
ぽす…
赤
あの後も風呂で 泣き続け 疲れて寝落ちてしまったりうらを ベッドに運ぶ
桃
ふわ…
桃
桃
桃
だけど、そうは言っても
「いつも拒んじゃって ごめんなさい…っ」
「これからは気をつけるからっ… おねがい ずっと一緒にいて…っ」
「ッッうあああ…っ泣」
桃
大人びている方である りうらが あんなに取り乱すぐらいなのだから
やはり彼にとっては この関係では落ち着かないのだろう
桃
なら俺に出来ることは
桃
りうらの不感症を治せるように サポートしていくことだ
桃
ポチポチ…
ちゅんちゅん…
赤
赤
赤
ガチャッ!!
赤
桃
赤
赤
赤
桃
赤
赤
赤
桃
まっ…待って待って💦💦 涙目になっとる…!💦
可哀想過ぎて死にそう… えっとえっと…!💦
桃
桃
赤
桃
赤
ないくんに差し出された スマホの画面に 表示されているものを見る
赤
桃
桃
桃
桃
赤
見事に心を読まれていて びっくりする
赤
赤
桃
にこっ𑁍𓏸𓈒
赤
赤
赤
赤
桃
そして
夜になって、 お風呂に入った後
桃
とさ…っ
赤
桃
赤
桃
赤
するする…っ、カチャ、スルッ
赤
桃
桃
赤
たら…っ
赤
桃
桃
すりすり…たらっ
オイルが冷たくて 驚いてしまったのを察して、 今度は ないくんが手でオイルを温めて 体に伸ばしてくれる
赤
桃
赤
桃
さわっ…スーーーッ
赤
赤
オイルを伸ばしながら ないくんが首元を触り それから胸の方に手を滑らせた
温かい手が 優しい手つきでそうした為、 少し気持ちよかった
桃
それからもないくんは ひたすらマッサージを続けた
すり、すり…っ
桃
マッサージを始めて 2時間が経過したころ
赤
ピクピクッ…♡
桃
体を触るとりうらが 反応するようになった
桃
スルッ…グ二ッッ♡(胸)
赤
赤
桃
本人だけじゃなく 俺もかなりびっくりする
赤
桃
ぎゅッ…コリコリッ♡♡
赤
桃
桃
赤
桃
ぎゅ…っ
赤
シュコッシュコッシュコッ…
赤
赤
桃
桃
赤
赤
桃
赤
ビュルルルルルルッ♡
桃
赤
桃
赤
赤
かあああああっ////
桃
赤
ぎゅうう…
イったのが恥ずかしかったのか りうらが体を隠そうとして シーツを引っ張る
赤
その可愛らしい姿が
こちらにも 移ってきてしまいそうなほど 熱を帯びた顔が
桃
どうしようもないほど 愛しかった
桃
赤
な、何…なんか、ないくん…
桃
顔あか…なんか、目… 吸い込まれそ…
桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
赤
ぎゅっ(袖)
赤
桃
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
りうらに気を遣ってばっかじゃない リードされるキス
上手く言葉に出来ないけど すっごく嬉しかった
桃
チュク…チュ、チュル…ッ
赤
赤
…ぷはっ
赤
桃
桃
赤
赤
とろん…
桃
桃
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
ぎゅうっっ!!!
桃
りうらが俺にいきなり 抱きついた
赤
桃
汗ばんだ俺の首とりうらの額が くっつくような感覚がする
赤
桃
やばいっ…もう正直 限界…
ドクンッ……
桃
赤
ヂュウウウッッ!!!(首)
赤
赤
がぶッ…!!!!
赤
赤
急にないくんがりうらの 首筋に吸い付き
そのあと歯を立てた
赤
桃
赤
赤
赤
桃
赤
ぺちぺちっ
桃
桃
桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
赤
赤
桃
桃
赤
桃
大事にしたくて
感じるようになっても まだ怖いんじゃないかと思って 今も手を出すのに抵抗がある
けど、 本人がそう言うなら…
桃
桃
桃
赤
赤
桃
桃
赤
赤
桃
桃
ごりゅ…っ♡
赤
桃
赤
桃
ゴリュゴリュッッ♡
赤
赤
桃
赤
赤
桃
赤
桃
桃
ムクッ…
赤
赤
桃
桃
赤
桃
赤
くぱっ…♡
赤
桃
桃
赤
カチャ、する…っ
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
パンッパンッパンッ…♡
赤
赤
やばい、気持ちいい
普段触れることのない 敏感なところにないくんのが 押し当てられる感覚と
裸…顔と熱い視線が 全身に向けられる 恥ずかしさが相まって
桃
パンッパンッパンッ
赤
想像を遥かに超えるような快感を 生み出していた
桃
パンパンパンパンッパンッパンッ♡♡
赤
桃
赤
桃
ムクッ♡♡
赤
赤
赤
桃
パンパンパンッパチュパチュッ♡♡
桃
赤
ガクガクッ♡♡♡
桃
桃
赤
ビュルルルッビュクビュクッッ♡♡
桃
赤
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
バチュッッッッ!!!!♡♡♡
赤
桃
赤
赤
桃
赤
赤
ビュルルルルルルルルッ♡♡
赤
ビュクッ…ビュルルルルルルルッ♡♡
赤
赤
赤
桃
赤
赤
桃
微かに痙攣し続けている フラフラのりうらの腕が宙に浮く
赤
桃
そのまま俺の腕に着地した手には
全く力が入っていなかった
桃
桃
赤
赤
グイッ…ちゅ…っ
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤
桃
桃
クシャ…(髪掻き上げ)
赤
びくんっ♡♡
桃
桃
赤
赤
赤
キュンッ、キュウウウウウッ♡
桃
ビュルルルルルッゴププッ♡♡
赤
がくがくっ…♡♡
桃
桃
先程りうらの体が跳ねた拍子に かなり深くまで俺のが沈み、
それによってイったりうらに ナカを締めつけられ 予定にない中出しをしてしまった
桃
赤
桃
桃
桃
赤
赤
桃
先程まで課せられたかのように 俺が動きを止める度 必ず「もっと」「もっと」と 言っていたのに
途端に言わなくなった
今まで満足出来ていなかったのか? それとも今 肉体的に限界が来たのか?
そんなことを考えていると
赤
桃
桃
赤
赤
桃
なるほど…
だから体が疲れてもずっと 行為を続けたがったのか
赤
桃
桃
赤
りうらに向かって ないくんが微笑む
その目は泣きたくなるほど 穏やかで、優しくて 少し湿っていた
桃
桃
赤
桃
赤
桃
なで…
赤
赤
最後にないくんの 大好きなあたたかい笑顔を見て 意識を手放した
ぴちち…チュンチュン
赤
赤
赤
赤
グキッッッ!!!!
赤
赤
桃
桃
桃
赤
赤
桃
赤
赤
赤
桃
桃
赤
桃
あはははっ笑笑
朝から2人で笑い合う
桃
その久しぶりの光景も、 やっと見られた りうらの弾けるような笑顔も
幸福となって 部屋中を満たしていった
bouquet.
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bouquet.
bouquet.
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bouquet.
bouquet.
bouquet.
bouquet.
bouquet.
コメント
11件
まず設定が神すぎる😇
何回も見返せるほど神作品ありがとうございました🙏