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昨日の帰りのことが忘れられない

あんな唐突に好きな食べ物を聞いてくるだろうか

夕焼けのせいか、らんの顔が赤く染まっている気がした

聞いておいて興味なさげだな

けど、なつの言う通り

俺はあまり恋愛には触れて来なかった

「らん」に出会うまでは

心做しか、少し頬を膨らめていた

ちょっと可愛い 、

こいつ、こんな積極的だったか…?

元からボディタッチは多い方だったから

って思いを巡らせ、気にしないようにしていた

今日のこいつに「気にしない」 は難しいようだ

さすがに幼なじみでも、そろそろしつこいと思ってきた

ふと、あることが頭によぎった

らんは同じクラスであることを

この状態で来て欲しくなかったｯ

一瞬しか見えなかった、

光のない「辛い」で満ちた目

一方、なつはそれに対してどこか嬉しげな目をしていたのは、

気のせいだろうか

俺は焦った

焦りに焦りまくった

あの状況を見られたら、

らんが好きになってくれないから

まって、

いかないでくれ

それ以上....!

心に傷をつけないでくれ

おかえりなさい

どうでしたか？

次はさらに面白くなるようにがんばります

次回: 好きなのに、ただの影

「♡」を押して、お楽しみに

バイバイ