いくら時間が経っても
村の人
村の人
『俺の仕事』『村の為』
そんな言葉が頭から離れない
俺がやらないと殴られる
これは呪いなのかも…
これを知られたらどうしようかな
皆に幻滅されるかも
そう思うと前に進めなかった
最初は大丈夫だと思っていた
皆を助ける為なら能力は惜しまない
そう決めていたの
でも、能力を使うと胸がとても痛くて
そのうち悪化して…身体に限界がきて
それでも、呪は解けなかった
むしろ、呪縛は悪化するばかりだった
すち
みこと
すち
みこと
すち
すち
すち
いるま
すち
いるま
雨乃こさめ
いるま
いるま
いるま
すち
いるま
すち
暇72
暇72
暇72
すち
すち
LAN
LAN
LAN
みこと
みこと
みこと
みこと
雨乃こさめ
雨乃こさめ
雨乃こさめ
雨乃こさめ
すち
みこと
みこと
すち
みこと
みこと
すち
すち
雨乃こさめ
雨乃こさめ
LAN
いるま
暇72
みこと視点
すち
すち
みこと
いるま
みこと
なんだろ…すちくんの言葉に引っかかる所があったんよな…
みこと
いるま
みこと
みこと
LAN
みこと
暇72
なっちゃんは青ざめて口元を押さえた
雨乃こさめ
なっちゃんの反応も無理はなかった
すちくんの裾をまくったら
痛々しい傷が沢山見えたから
いるま
LAN
みこと
みこと
すちくんは悪くないのに
そんな事ばかり思ってしまう
きっと…俺等が想像するより痛かったんだろうな…
腕だけじゃなくて…身体中にもっとあると考えただけで…
みこと
すち
みこと
いるま
LAN
すち
すち
いるま
いるま
すち
みこと
すち
すち
LAN
LAN
すち
みこと
みこと
すち
すち
すちくんは羽織っていた着物を軽く脱いだ
みこと
いるま
LAN
すちくんの身体中は痣と切り傷、火傷の跡が数え切れない程あった
すち
すち
すち
すちくんは怯えるような声で言った
それでもすちくんの赤い目は
光が消えていた