洋菓子
...毎日同じ景色で
流石に飽きちゃうかも、、
流石に飽きちゃうかも、、
ずっと上向きで寝たきり。 天井は少しシミのある 白い天井
気分転換したいと思ったって ナースコールを押さないと いけなくて、 車椅子を押されながら、 見慣れた病院の周りと 小児科に遊びに行く事 ぐらいしかない。
不意に コンコンっ と スライド式のドアから音が響く 返事をすれば ドアが開いて こちらに歩いてくる
見舞い土産を持っているようで コンビニエンスストアの 何も飾らない、ロゴだけの袋が 目立つ
...どうしたの、
問いかける。
相手は 洋菓子を持ってきた。 と言って、 洋菓子のパッケージを見せた
それは確かに、 洋菓子で、ずっと食べたかったもの
見舞い土産を 持ってきてくれるだけで、 いや、見舞いに来てくれるだけで 案外人って泣けるのだな。 と実感した
なんで泣いてるの? と聞いてくるから、 私は言った
ばぁーか。
見舞いに来てくれて
嬉しいって
涙以外何があるのよ。
嬉しいって
涙以外何があるのよ。
さいごにありがとう。 だけ残して