剛side 10数年後 娘を学校へ送り出し 帰りに美羽から頼まれた物を スーパーで買い出しをして 家に戻った。
椎葉
美羽
今小学4年生の娘が 2年生の時に現役引退をして 今は美羽のお店で手伝いながら 農作業をしている。 娘が産まれる2ヶ月前に 関西圏の田舎の方に 一軒家を立て生活をしている。
美羽
椎葉
2学期の始業式で 半分行きたくない様子だったが 友達と夏休みの思い出話をするため 教室に向かって行った 娘を思い浮かべながら 家の掃除をする。 今日はお店の方が お休みのため 家でのんびりする予定。
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
洗濯物を干しながら そんな話に耳を傾ける。 テレビをつけると 朝のニュースが流れ始めた。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
畑の近くに咲いている 少し時期が早いコスモスと 畑に植えている秋野菜と 種の状態の冬野菜の水やりをしていく。 お昼時に美羽がお昼ご飯を持ってきてくれ のんびりとご飯を食べている。 この付近は 小学生や中学生の通学路になっており 賑やかな声が聞こえてきた。
美羽
椎葉
新学期早々寝坊をして 歩いていったら間に合わないから 車で送っていった。 美羽に似て寝るのが好きな娘が 走ってやってきた。
詩織
美羽
詩織
ランドセルから ファイルを取り出し、 学校から貰ったプリントを差し出す。 美羽が軽く読み終えて 娘に渡す。
美羽
椎葉
詩織
美羽
詩織
椎葉
美羽
詩織
美羽
詩織
椎葉
詩織
美羽
椎葉
娘に甘いことを熟知している 美羽に釘を刺される。 晩御飯の買い出しのため 道具を持って 家族全員で家に向かった。
晩御飯の買い出しに向かったあと リビングで娘が宿題をしている中 詩織が話を振ってきた。
詩織
いきなりそんな話をするから 飲みかけてたコーヒーを 吹き出しそうになる。
美羽
詩織
椎葉
詩織
椎葉
美羽
詩織
美羽
詩織
美羽
詩織
椎葉
美羽
詩織
椎葉
詩織
慌てて 宿題の漢字ドリルと計算ドリルを持って 自分の部屋に戻って行った。
椎葉
美羽
椎葉
数年前に 純矢とご飯に誘われ お店で話していると 美羽の話になりそんなことを聞いた。 今でも美羽はタイガースの栄養士として 関わって選手の様子を見守っている様子。 純矢は球団職員で 関わることが多いらしく、 滅多に自分の仕事の話をしない美羽の様子を 聞くことが出来た。
椎葉
美羽
椎葉
詩織が生まれた時に 出血が凄すぎて 一時は危なかったが 産まれたての詩織を抱っこした瞬間に 意識が戻ったことがあった。 元々身体的にも危ない可能性があり 万全の状態で望んだが 病院の先生も慌てていた様子。
美羽
椎葉
詩織
明日の学校の準備が 終わったのか詩織が話しかけてきた。 美羽が出産の時の様子を 話しだす。
詩織
美羽
詩織
美羽
詩織
美羽
椎葉
詩織
そう言い残して 鞄を持って外に駆け出して行った。
美羽
椎葉
ぼんやりと空を眺め始めた美羽。 その姿を見てると なにか様子がおかしいような気がした。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
少し前に病院に行ったら 貧血気味だと言われ 次いでに血圧も少し高くて 血圧と鉄剤の薬を貰っていた。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
窓の外を見ると 庭で友達と猫と遊んでる様子が見えた。
美羽
椎葉
美羽
椎葉
詩織の将来を考えて 貯金をしているが、 プラスで老後ってなると 動物を飼う余裕が無い感じだった。
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
庭にいた猫を うちにいれ、 お風呂で体を綺麗にした。 その日のうちに 近くの動物病院に連れていき 家に戻ったのが7時を回っていた。 猫を毛布を敷きつめた 簡易的なダンボールの中に入れ 家族で食卓を囲む。
詩織
椎葉
詩織
美羽
詩織
猫を触りたいのか知らないが いつもは進んで片付けしないのに 今日は直ぐに片付けを進んでやる娘。 片付けると直ぐに猫の方にやってきた。
詩織
椎葉
詩織
美羽
椎葉
美羽
椎葉
詩織
娘が悩みに悩んで ハチと名前をつけた。 その後散々遊び回り 疲れて寝てしまった娘を 寝室に運び リビングに戻ると 美羽の膝に乗って一休みをする 猫の姿が写った。
美羽
椎葉
美羽
椎葉
猫を膝に乗せ身動き取れない 彼女に変わり 少し前にお店の常連の方から 頂いた桃の紅茶をコップに注いだ。
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
美羽
のんびりとした自然に囲まれながら いつも通りの日常を過ごしている。 そんな日々を思い描くように 空を見上げて咲く エキザカムの姿があった。
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