アヤメ
(…やっぱ広いよなぁ……)
アヤメ
(神父様を見つけるのに、骨が折れそうなくらいだよ…)
アヤメ
(………ファルムだっけ)
アヤメ
(あの子、いい子だったなぁ…)
アヤメ
(太陽みたいで明るくて、まるで……)
確かアヤメ
この花が好きだったよね
この花が好きだったよね
…ふふっ、実はこの花
アヤメって名前なの!
アヤメって名前なの!
お揃いだね、ふふっ
この花の姿と同じくらい
アヤメは綺麗に輝いてるよ
アヤメは綺麗に輝いてるよ
だから____
アヤメ
……「 」…?
………………………
アヤメ
……ぁ゛…
アディ・フローテ
アヤメ君
アヤメ
…っあ、し、んぷ…様……
アディ・フローテ
…嗚呼、この子か……
アディ・フローテ
部外者だったものでね
アディ・フローテ
中を荒らされたら嫌だから
始末させてもらったよ
始末させてもらったよ
アヤメ
…………(なんで、そんな)
アヤメ
(ぁ、……あの…花…)
アヤメ
ぁ、やめの……
アディ・フローテ
……………
アディ・フローテ
もう遅いからね
寝不足は体に毒さ
寝不足は体に毒さ
アディ・フローテ
分かったら早く寝るように
では、おやすみ
では、おやすみ
アヤメ
………はい、神父様
アヤメ
ぅ゛……っ
アヤメ
(……馬鹿だ、こんな所に誘うなんて…)
アヤメ
(……少しでも引きずり込めそうと思った、自分が馬鹿だった)
アヤメ
(やめよう、こんなこと)
アヤメ
(…今日は大人し)
アディ・フローテ
アヤメ君
アヤメ
っあ゛っ
アヤメ
ぁ、は、はは…
アヤメ
神父様…!
アヤメ
どうしたんですか?
アディ・フローテ
君が私に用がありそうな
顔をしていたから
顔をしていたから
アディ・フローテ
声を掛けた迄さ
アヤメ
は、はぁ…
アヤメ
ぁ、でも用事は
もう無くなりました!
もう無くなりました!
アヤメ
だから、もう大丈
アディ・フローテ
嘘
アディ・フローテ
君は嘘をついている
アディ・フローテ
本当はあの時の過ちを
繰り返したくないから
繰り返したくないから
アディ・フローテ
私に言わず、この件を
無かったことにしようと
思っているのだろう?
無かったことにしようと
思っているのだろう?
アディ・フローテ
駄目、だよ?
そんなつまらない事
そんなつまらない事
アディ・フローテ
駄目、さ
アヤメ
……ぁ
アディ・フローテ
だから、そうだね…
アディ・フローテ
試しに明日
その子を此処に
来させてくれないかい?
その子を此処に
来させてくれないかい?
アヤメ
ぇ、な、なんで…?
アディ・フローテ
…ふふ、何でも、さ
アディ・フローテ
分かったかい?
アヤメ
は、…
アディ・フローテ
返事は"はい"のみ、だよ?
アヤメ
…はい
アディ・フローテ
ふふ、いい子だ
アディ・フローテ
…明日が楽しみだね……






