俺の弱み
握られてた。
Tadasi .
なに...これ、
俺の机の上にはボロボロの教科書に途中途中刻まれている体操服。
Tadasi .
イジメ、じゃんか...
Tadasi .
だれだよ、...やったの、((苦笑
俺に差す黒い影。俺よりデカイ
Kei .
なにしてんの、山口。
Tadasi .
あ、ツッキー、!((微笑み
Tadasi .
俺、いじめられて_
Kei .
これやったの、僕だよ。
静かな夕暮れ。外からカラスの鳴き声がする。
Tadasi .
...え?
Kei .
だから、僕がやったの。
Tadasi .
なんで、ツッキー、嘘でしょ?
Kei .
嘘に見える?
ツッキーの瞳に映る俺の絶望した表情。ツッキーはそんな俺を見てちょっと笑ってる。
Tadasi .
ツッキー、なんで、...
Kei .
なんでって、そりゃあ。
山口がこういうことされたら
山口がこういうことされたら
僕に堕ちるかなぁって。
Tadasi .
ひ、...((怯
わかった
俺は、ツッキーに弱みを握られてた。
Tadasi .
((...でも
Tadasi .
ツッキー、...
Tadasi .
俺、ツッキーのこと好きだよ、
Kei .
...へぇ?
ツッキーはそんな俺の言葉を聞いてニヤって笑った。
Kei .
じゃあさ、山口。
Tadasi .
な、なに?ツッキー、
Kei .
僕の言うこと、聞かなかったら監禁するね。
言うこと聞いたら、...褒めてあげる
言うこと聞いたら、...褒めてあげる
Tadasi .
...!((煌
でも、監禁されても、褒められてもどっちでもいいや。
だって、
ツッキーが愛してくれるから。