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邪視は学校の窓から飛び降り、そのまま猛ダッシュで家まで帰ってきた。 ずっとあの家に閉じ込められていた邪視にとっては世界の殆どが未知である それでも、今日知ったことは外を出てからでも類を見ない衝撃的な体験だった。 邪視は顔を真っ赤にしてベットに突っ伏した。
あの時邪視が心の内に抱いたのは 嫌悪からくる怒りでも、 羞恥でもなく、 下半身が猛り高ぶる程の興奮だった
自分の股ぐらが痛い程に聳り立つが収め方を知らない邪視は悶々と枕にぶつけるが治る兆しはない。
あのクラスメイトが持ってきた本に、嫌悪感を抱くどころか、その本に自分たちの姿を重ねて見ていた事もあって、快楽に顔を歪ませるタカクラをうっかり想像してしまった。 そしてそれが男同士だと言うのに悪くない、とまで邪視は思っていた。
邪視(ジジ)
邪視には遊び相手がタカクラしか居ないけど、タカクラは邪視以外にも遊び相手がいて、いつも人に囲まれているのを知っている。 それがいつもどこかで寂しく思っていた。 火曜日だけは、いつもタカクラは邪視を見てくれる。 でもいつか、仕合いの時の様に自分だけをずっと、ずっと見ていてほしい
オカルン(ターボ)
あの大きな夕焼けの様な目が、熱を持って自分を求める。 いつもやってるタカクラとの仕合いと熱量は似ているが、それでもこんな甘く溶け切った顔を見たことはない。 あの絵の様に、この昂った雄を、タカクラのナカに差し込んだらどうなる?
邪視(ジジ)
見たい、 あの本みたいに、本気で殺し合って、見つめて、自分だけのモノにして、一つになれたなら… 興奮で心臓がバクバクして爆発寸前だった。