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ただのモブ、魔法も使えないけど生きてます

第2話 - お家でなんやかんやして学校行きました。

2024年09月06日

#初心者

#ファンタジー

#恋愛?

(●´∀｀●)なー

如月鈴

ふぅ…ベットこそ至高

如月鈴

(今私は、学校が終わり家でぬくぬくとした時間を過ごしている。)

如月鈴

(もう、ほんとに疲れた。)

天野なぎさ

これからよろしくね！下僕ちゃんᡣ𐭩

如月鈴

…はい

昼休み

如月鈴

(お腹空いた…ご飯食べよう)

天野なぎさ

あ！下僕ちゃん、ジュース買ってきてくれない?

如月鈴

え、いや私は…

天野なぎさ

え?何?聞こえなかった?早く買ってきてよ

如月鈴

…はい

清掃時間

天野なぎさ

キャ〜、私、こんな汚い空間にはいられないわ！

天野なぎさ

下僕ちゃん、私の分まで働いて、教室ピカピカにしてよ！皆も喜ぶわ。

如月鈴

え、あの…私は

天野なぎさ

じゃ、よろしくね〜！何も出来ないんだから、せめてこれぐらいのことはしてもらわないとね〜

如月鈴

…｡

下校時刻

如月鈴

(よし、天野さんに呼ばれないうちに帰r)

天野なぎさ

ちょっとぉ下僕ちゃーん！

如月鈴

…

如月鈴

(終わった。)

如月鈴

(そんなこんなで天野さんから中々解放してもらえなかったのだ…なんなんあのメスゴリr)

如月鈴

(…ｺﾞﾎﾝｯ、天野さんはお偉いさんの娘さんらしいので、周りの人も何も言えないようで)

如月鈴

(最初の頃は助けようとしてくれていた先生でさえ、黙認していた。)

お父さん

おーい！鈴、もう寝なさい

如月鈴

(リビングからお父さんの声が聞こえた)

如月鈴

(実は、私とお父さんには秘密がある。)

如月鈴

(私とお父さんは、血は繋がっていない)

如月鈴

(私がまだ幼い頃、森で迷子になっているところを散歩中のお父さんに拾ってもらい、家族を探してくれたらしいけど、見つからなかったので家に迎え入れてくれたらしい。)

如月鈴

(お父さんには奥さんがいたけど、持病のせいで私がきた頃に亡くなってしまい、1人で私を育ててくれた。)

如月鈴

…お父さんには、相談できないや

如月鈴

もう寝よ

こうして、私は眠りについた

如月鈴

ん…ここは?

如月鈴

なんだろ…何かわからないけど…ここは凄い居心地がいい

＿＿

…っ！

如月鈴

あの人は…誰?

私の視線の先には、真っ白な服に包まれている美しい女性がこっちを見て立っている

＿＿

〜〜、〜〜？

如月鈴

なんて…言っているの?

＿＿

…(手招き)

如月鈴

…こっちに来てって?

＿＿

(耳に顔を近付ける)

＿＿

…に…げ…ちゃ……だ、め…です、よ

＿＿

向…き、合って

如月鈴

…!

如月鈴

っ！！

如月鈴

はぁ、はぁ…今のは…一体?

如月鈴

夢、かな…随分と不思議な夢を見るものだね

如月鈴

…もう朝か、なんだか寝た気がしないや

如月鈴

…リビング行こ

お父さん

あ、鈴、起きたんだね。もうすぐ朝ご飯出来るから、待ってて

如月鈴

お父さん、仕事あるのに、いつもありがとう…

お父さん

愛する娘のためだからね

如月鈴

そんなくさいセリフ、無理に言わなくていいよ

お父さん

お、おう…

如月鈴

(お父さんの作るご飯は、いつも美味しくて、暖かい)

如月鈴

(でも、今の私には、この温度は暖かすぎて、火傷してしまうようで)

如月鈴

(本当は話したいこと、沢山あるのに、お父さんに迷惑かけたくなくて、悲しませたくなくて…)

如月鈴

(自然と私の目に、涙がたまっていた。)

如月鈴

(全部、私が何も出来ないから……)

担任

…鈴?

如月鈴

っ、なぁに?お父さん

担任

…いや、あまり抱え込み過ぎないようにね

如月鈴

うん、わかってるよ、ありがとう

如月鈴

(私は、普段動かさない表情筋を動かして、できる限り笑った)

如月鈴

お父さん、学校行ってくるね

担任

あぁ、いってらっしゃい

如月鈴

(本当は行きたくない)

如月鈴

(でも、お父さんに心配かけたくないから)

如月鈴

…

如月鈴

(今日も家を出て、学校へ向かう)

如月鈴

(友達などいる訳がないので、いつも1人だ)

如月鈴

…あっ、猫

黒猫

…(じぃっと見つめる)

如月鈴

…?(見つめ返す)

黒猫

…ﾆｬﾌｯ

如月鈴

…。

如月鈴

(今、鼻で笑われたような気がする)

如月鈴

…ぷいっ

如月鈴

(無性にイラついたので、顔を思い切り逸らしてみた)

黒猫

…ニャッ！

如月鈴

わっ

如月鈴

(なんということだ、生まれて初めて野良猫に飛びつかれた。)

如月鈴

(勢いで抱っこしちゃったけど…下ろした方がいいのかな、毛もつくし)

黒猫

…(ジィと見つめる)

如月鈴

…(ジィと見つめる)

黒猫

ニャッ

如月鈴

わっ…ぷにぷに

如月鈴

(なんということだ、これまた生まれて初めて野良猫に顔に前足を押し付けられた)

如月鈴

(でもこれはこれで気持ちいので、悪い気はしない)

黒猫

…(ﾌﾐﾌﾐ)

如月鈴

(いや、可愛すぎない！？てか、あざといなこの子！絶対自分が可愛いの分かってる！)

如月鈴

…君、なんか人間みたいだね

黒猫

っﾋﾞｸ

如月鈴

え?

黒猫

])彡ｻｯ

如月鈴

あ…行っちゃった…(もっとぷにぷにしてほしかったな)

如月鈴

それにしても、ほんとに人間みたいだったなぁ

如月鈴

…あ、てか、時間やばい！急げ

如月鈴

第2話、最後まで見てくださりありがとうございました。

如月鈴

んー、特に言うことない。またね

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