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私の小さい頃の父と母は、会社を経営している人で

家族の私でも、めったに顔を見ることが出来ないくらい忙しい人達だった

そんな父と母でも、私は大好きだった。

なぜなら、私の誕生日には必ず私に会いに、そして愛していると伝えに来てくれる人達だったからだ

5歳の誕生日を迎えた夜

小さい頃の姫孤

ぱぱとままがかえってくる!

小さい頃の姫孤

はやくあいたいな…

おばあちゃん

電話してみるかね…

小さい頃の姫孤

する!

…📞

小さい頃の姫孤

ぱぱ!まま!

お父さん

姫孤!

お母さん

今、姫孤に早く合うために近道で帰っているから

小さい頃の姫孤

にこのため?

お父さん

あぁ、そうさ

小さい頃の姫孤

にこもはやくあいたくてでんわした!

お母さん

ふふっ…

お父さん

じゃあ、もっと早く帰っちゃおうかな

小さい頃の姫孤

ほんとう?!

小さい頃の姫孤

はやく!はやく!

お母さん

ちょっと、山道なんだし危ないでしょ

小さい頃の姫孤

にこ、はやくあいたい!

お父さん

大丈夫っだって!

お父さん

君は心配性なんだかr…

お母さん

あなた!危ない!!

小さい頃の姫孤

まま?

お母さん

小さい頃の姫孤

ぱぱ?

お父さん

私の誕生日の日、私は大切な人を二人もなくした。

それも、自分が二人を急かしたからだ。

私の我儘で二人を殺した。

私のせいだ、

二人が死んですぐ、髪を切った。

パパとママがきれいと言って伸ばしていた髪だった。

私なんかがパパとママを思って、伸ばしていても二人とも嬉しくない

だって、私が殺したから。

数年後

同級生

姫孤ちゃん親いないんでしょう?

同級生

可哀想…

小学生の姫孤

親がいないことを知ると、みんな同じ顔をする

同情するような…顔。それが嫌だった。

ただ、二人だけが違った。

家が目の前で、幼稚園からの幼馴染の釈薇くん

それと、同じクラスになった優菜ちゃん

小さい頃の釈薇

おれは、にこちゃんを一人にしないから!

小さい頃の釈薇

ずっといっしょ!

優菜ちゃん

ゆなも!

小学生の姫孤

…ありがとう

この二人がいたおかげで、苦ではない生活を送れた

さらに数年後

優菜ちゃん

聞いて!

優菜ちゃん

私、彼氏できた!!ずっと好きだった先輩

中学二年生の姫孤

…え?

中学二年生の姫孤

ふーん

好きか…

中学二年生の姫孤

よくわからないけど良かったじゃん

優菜ちゃん

明日紹介するね!

中学二年生の姫孤

別に、いらない

優菜ちゃん

え〜w

次の日

優菜ちゃん

姫孤!彼氏の先輩!

中学二年生の姫孤

えっと…こんにちは、白狐姫孤です

優菜の彼氏

へ〜

優菜の彼氏

こんな可愛い子この学校に居たんだ

優菜の彼氏

気に入った!俺と付き合わない?

優菜ちゃん

は?

もちろん断った。優菜は失恋したけど…

そんなことで、友達関係が崩れるような私達じゃない。

そう思っていたのに。

優菜にあった、姫孤との劣等感。

中学二年生の姫孤

優菜?

優菜ちゃん

もう、嫌!

姫孤には持ってないものが私にはたくさんあるのに!

優菜ちゃん

姫孤には、なにもないくせに!家族だって!!

中学二年生の姫孤

みんな揃って、姫孤、姫孤…

優菜ちゃん

姫孤がいると、私が壊れる…

中学二年生の姫孤

また?また…私のせいで

中学二年生の姫孤

ごめん…

もういい…

私には大切なものなんていらない。

中学二年生の姫孤

ごめんなさい

家族も、友達も

だって、みんな自分で奪ってしまう。

中学二年生の姫孤

ごめん、な、さい…

大切なものを

寒い

…嫌な夢見たな

えっと…ここは、、

白狐 姫孤

シャケの部屋…?

鮫島 釈薇

姫孤!

白狐 姫孤

告られました。振りました。モテました。

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