桃紫

桃攻め 紫受け リスカ表現などがございます 地雷さん＆ルール厨さんcomeback 通報するくらいなら見ないで👀❌ 大丈夫な方はこのままお進みください

俺は幸せなのだろうか

両親は普通の家庭より少し複雑で俺を虐待していた

友達も俺をこき使う人ばかり

そんな俺でも愛する人が出来た

彼は俺の事情を1番分かってくれる

そんな彼に惚れ俺は猛アピールの末恋仲になることになった

この時は幸せを感じた

だけど最近は自分は幸せなのだろうかと思うようになった

この一言を呟いた時には俺は家の中1人で過ごしている

最近はこんなことを考えるばかり

ただぶらぶら歩くだけでも心が落ち着く

人間って不思議だと思う

そんなことを考えながら俺は玄関に向かう

たまには彼を労わないと罰が当たると思いプレゼントを買いに行こうと思いつく

そこには俺が見たくない光景があった

彼と知らない女性がキスをしているところを見てしまった

薄々気付いていた

だけど、心のどこかで違うと否定していた

彼が浮気などするわけがないと

俺はあの後から考えるのをやめた

正確に言うと考えたくもなかった

ただただボーッと歩いていたらいつの間にか家だった

俺はタンスの引き出しからカッターを取り出す

彼が付き合ったすぐにリスカしていたことがバレ禁止されていた

ｻﾞｸｻﾞｸｯ...🗡🩸

ｻﾞｸｻﾞｸｯｻﾞｸｯ🗡🩸

俺の腕から流れる綺麗な赤色

そんな景色を見るのはいつぶりだろうか

そしていつの間にか意識は遠くなり目を閉じた

気がつくと辺り一白い壁が目に入る

ｷﾞｭｯ...

とりあえず起き上がろうとすると腕に掴まれている感覚が伝わる

俺の腕を掴んでいる人は今1番会いたくない人だ

何故か分からないが俺は即座に寝たフリをした

掴まれた俺の腕に彼の涙が落ちる

さっきから胸のｽﾞｷｽﾞｷが治らない

きっと俺はもう分かっているんだろう

君は浮気をしていない

だけど、心の中はそう思ってても口から出る言葉はきっとこの気持ちとは反対なんだろうな

君は掴む力を強くする

ずっと意識ないフリしていたら彼に申し訳ないと思ってくる

俺が起きた瞬間勢いよく彼が抱きついてくる

俺には1つ疑問が浮かんでくる

俺がリスカを始める前

君と仲良さそうに歩いている姿が脳裏に浮かんでくる

真相を知らないと消えないくらい...焼き付いている

ﾊﾟｶｯ...💍𓈒𓂂𓏸

彼の誓いの言葉をキラキラ輝く指輪

照れくさそうに話す君

そんなことを言ってくれる君

少し照れくさい

俺を安心させようと必死に弁解してくれる君

俺のことを愛してくれているんだなと思う証拠

こんなの断る理由ないでしょ...

俺と君は少し明るい病室で軽いキスを交わした

それがどれだけ甘かったのだろう

きっとこの甘いキスはなかなか味わえない

数年後にはもっと甘いキスになっているんだろうな...

結婚式にはメンバーしか呼んでいない

俺たち2人は教会で1番幸せなキスをした

❦ℯꫛᎴ❧