お話の途中ですが 沢山のいいね!が届いたので お礼を挟みます
第5話を公開すると共に 5分程で100を越え、驚きました そしてそれだけの人たちに この作品が届いているんだと 嬉しくなりました
本当にありがとうございます
私自身、高校生のとき 沢山助けてくれる同級生が数人いて その人たちをいつも思い出します
ここで少し、その時のお話を
高校入学当時 初めての保健の授業で 「他己紹介」 というものをしました
それはその名の通り ペアになった相手をお互いに紹介し合う 簡単な仕組みのもの
相手の名前や好きな食べ物、趣味… 制限時間以内で聞けることを聞いて それを紹介し合う
簡単なこと
私もしっかり相手の子の情報を メモ帳にメモして それを読み上げればいいだけのこと
なのに教室の前に立った私は 心の中で 「言わなきゃ、」 「読まなきゃ、」 「これくらい読めるでしょ、」と 繰り返すだけ
人前に立つのが苦手で ただただ過ぎていく時間に申し訳なさが どんどん募っていく
それと同時に 同じことを繰り返している 悔しさに襲われて 泣きそうになった
やっぱり人前に立つのは苦手だ 読めない なんて言えばいいの?
相手の子にも申し訳ない
ハズレだって思われたかも 当たったときからハズレだったか、
自分を責めて責めて 鼻の奥がツンとして 目の前が涙でぼんやりしだした頃
「先生、僕が代わりに読みましょうか」
そう、申し出てくれた子がいました
その子は隣の席の男の子
別の中学校に通っていたから 高校で初めてのクラスメイト
驚きと申し訳なさと情けなさ
いろんな感情がぐるぐるしながら 彼が読み上げてくれるメモを 彼の隣で聞いていました
終わって席に着いても 顔を上げられずにいたら
「大丈夫、大丈夫」
と、声をかけてくれました
彼以外の男の子も 私がプリントがなくて困っていたら 私の代わりに先生に言ってくれたり 黒板の字が見えず 板書ができていなかったとき 自分のプリントを貸してくれたり 本当に助けられてました
高2も終わりに近付いた2月 通信制への転入が決まっていた2月
このクラスももう終わるから 最後にみんなでご飯に行こう
クラスのグループLINEにそんな 内容のメッセージが届きました
私、辞めちゃうしな…と 迷っていたとき 同じクラスの小学校から同じの子に "行かない?"と誘われました
父や母に相談すれば せっかくなんだし行ってくれば?と 言ってくれ、行くことになりました
急遽弾丸で決まったお好み焼き
クラスの女の子たちは 予定が合わなかったのか ほぼ不参加
私と友だち含め3人だけの女子
その友だちに "通信制の高校に転入する"と 話していたこともあって
ぽむちゃん最後やから一緒に写真撮ろう
と、集まっていたクラスメイトたちに 声をかけてくれました
そしたらそのいちばん最初に 私を助けてくれた彼が 「あぁ、いいよ」と 私の隣に並んでくれました
そのツーショットは たぶん、彼の手元にあるのだろうけれど 私にも同じように接してくれて ありがたかったなと思います
そのあと全員と撮って お別れをするときも 「バイバイ!」と言ってくれて あぁ、みんなと卒業したかったな、と 寂しくなりました
いつか あのときのクラスメイトに 会えたとしたら 今の私なら あの頃の分まで 「ありがとう」が言えるかもしれないと 思っています
というか、あの頃の分まで 「ありがとう」を伝えたいです
「あの時は言えなくてごめん」 「いっぱい助けてくれてありがとう」
そう、彼らに伝えたいな
同窓会なんて ずっと先のことだろうし みんなの連絡先が消えた今 連絡手段がないから 誘われるかもわからないけど もし集まったとき 声をかけられたとき 沢山のありがとうを伝えたい
彼らとの思い出を大切に この作品を完結させたいと思います
いずれ恋愛要素も入るかもしれませんが 気長に待っててもらえばいいなと 思っております
以上、ぽむでした
コメント
2件
なんていい話なの泣けてきた!