結子
帰ろ〜今日は玲休みだから寂し!
望乃
るうとくん!
結子
あ、望乃ちゃんだ
結子
隣に瑠雨くんか、
結子
見たくない
瑠雨
あ!望乃!
望乃
帰ろ帰ろ〜!
瑠雨
うん
結子
やっぱり瑠雨くんは
結子
私より望乃ちゃんの隣の方が
結子
いいんだよね、
結子
ふぅ、、
結子
私はやっぱり
結子
瑠雨くんには合わないや
小6の卒業式の日
結子
今日で卒業かぁ、、、、
麻衣(小学校の友達
結子ー!
麻衣(小学校の友達
瑠雨くんあそこで待ってるって
結子
麻衣ありがとう
結子
私が直接言えばいいのに
麻衣(小学校の友達
ほら、行ってきなって
麻衣(小学校の友達
応援してるよ!
結子
うん
結子
行ってくる!
タッタッタッ
結子
瑠雨くん、
瑠雨
あ、結子
結子
言いたいことあるんだけど、、、、
望乃
瑠雨くーん写真撮ろ!!
結子
あの、、、、
瑠雨
望乃ちょっと待っててくれる?
望乃
分かったぁー
結子
あの、、、、
瑠雨
どうした?
結子
やっぱり、、、、
喉に声がへばりついて
私は好きを言えなかった
結子
な、んでもないよ
瑠雨
?
瑠雨
じゃあ行くよ
結子
う、うん
瑠雨
望乃ー
やっぱり
言えなかった
私に告白なんて大層なこと
出来ないんだ、、、、
自分の勇気のなさを
恨んだ。
私はその後塾の送別会でも
話しかけられずに
中学生になって
私と瑠雨は一生会わないかと
思ってたのに。
あの参考書がまた、
会わせてくれたんだ。