一覧ページ

神代さん家のヘンな子

第5話 - 学校3

2023年11月26日

#夢小説

#プロセカ

#プロセカ夢小説

豆腐にじリス@3月に垢変

豆腐にじリス

どうも！

豆腐にじリス

5話目読みに来てくださって
ありがとうございます！

⚠注意⚠ ・夢小説・夢主ヘン・ほぼ自分用・夢主のアイコンはキャラメーカー使用・地雷さんはすぐに逃げて

豆腐にじリス

スタート

澪

ねー冬弥、5限って理科？

冬弥

あぁ。ガスバーナーで
実験するそうだ。

澪

ガスバーナー……

冬弥

？？どうかしたか？

澪

いや、なんでもない。

彰人

げ、俺次の授業数学…

類

僕は英語だね。

冬弥

そろそろ予鈴なるし、
戻るか。

澪

そうだね。

彰人

うわ〜…午後イチ数学かよ…

類

ドンマイ、東雲くん。

澪

(ガスバーナー…炎…
…大丈夫…だよね。きっと…)

類

思い出してしまうなら
よせば良い。
無理をする必要はないよ。ﾎﾞｿｯ

澪

あ…うん。ありがとう。

彰人

？早く行くぞ〜

澪

あっ、ごめん。

理科室っぽい背景これしかなかった

澪

ヴっ…

冬弥

どうした？

澪

…やっぱ理科室も苦手だ…。
匂いがキツい…。

冬弥

確かに、薬品が多いから、
独特な匂いがするよな。

瑞希

やっほ〜

澪

あ、瑞希。珍し…。
実験はいつもサボってるのに…

瑞希

ちょっとくらい
実験に参加しろって
先生に言われちゃってさ〜。
仕方な〜く来たの。

瑞希

まぁ、2人と同じ班だし。
いっか！

瑞希

ってか、やっぱ理科室は
いつまで経っても慣れないなぁ〜
2人は匂い平気？

冬弥

俺は大丈夫だな。

澪

本当に無理。

瑞希

あはは…
体調悪くなったら言ってよね。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

先生

はーいじゃあ始めまーす。
号令

モブ

きりーつ

号令、先生の話など省略

先生

じゃ、準備できた班から
始めてくださ〜い

冬弥

よし、準備できたから
始めるか。

瑞希

おっけ〜！
ボク、火つけるね。

ﾎﾞｯ(着火)

澪

………………(大丈夫。落ち着け。)

冬弥

………？

瑞希

火って青色にするんだっけ？

冬弥

あ、あぁ。
空気を入れたら青くなる。

瑞希

ん。こんなもんでいいかな。

澪

………ｻｯ【下を向く】

瑞希

…澪、大丈夫？

澪

だいじょ…
………。

澪

ﾊｧ…ﾊｧ…ごめん。僕…
これ…多分、ﾊｧﾊｧ無理なｯやつ…。

冬弥

落ち着け。呼吸が乱れているぞ。

瑞希

保健室行く？

澪

でも、せんせ、いない…

冬弥

鍵を貰えば休めると思う。

瑞希

ボク、一緒に付いてくよ。
だから行こう？

澪

ﾊｧ、ﾊｧ…ごめ…

瑞希

せんせー！
澪が体調悪いそうなんで、
保健室に行ってきますね〜。

先生

おお、大丈夫か？
お大事にな〜。

冬弥

……先生、可能でしたら、
3-Cの神代先輩を側に
呼んであげてくれませんか？

冬弥

保健室の先生が出張で、
心細いと思うので。

先生

おぉ、じゃあ聞いてみるわ。

内線)ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

先生

はい、3-Cです。
………。はい。分かりました。

先生

神代さーん。

類

？はい。
(僕に？)

先生

保健室に行ってあげて。
弟さんが体調崩したみたい。

類

あぁ、はい…。
分かりました。

司

(澪がか…大丈夫だろうか？)

先生

今向かった。

冬弥

ありがとうございます。

冬弥

(授業終わったら、俺も
澪に会いに行こう。)

瑞希

呼吸は落ち着いてきたね。
でも多分、理科室戻ったらまた
ああなっちゃうよね…。

瑞希

とりあえず、
授業終わるまで寝てる？

澪

ん…そうさせてもらえるなら…。

類

大丈夫かい？澪。

瑞希

うわっ、類?!
びっくりした〜。
どうして居るの？

類

呼ばれたんだよ。
恐らく、青柳君の融通だろう。

瑞希

類が居てくれるなら、
ボク戻るね。

澪

うん…。ごめんね。瑞希。

瑞希

こーゆー時は、
謝るんじゃなくて感謝するんだよ。

澪

あ、ごめん…
ありがとう…。

類

ありがとう。瑞希。

瑞希

じゃあねー。お大事に！

__ｶﾞﾁｬﾝ

類

……火が怖かったんだろう？

澪

…うん。

澪

なんかね、怖いからなのか
分かんないけど、火を見ると
心臓がドクドクして、息ができなく
なってくるの。

澪

それでね、頭も痛くなって
ブルブル震えて、気持ち悪くなって

澪

目の前がぼんやりして
何が何か判んなくなって、
気づいたら寝てるの。

類

前にあったね。そんな事。
あの時、僕は何も
してあげられなかったのが
すごく悔しかったから、
対処方法を覚えたんだ。

澪

でも今日は、少し息が
しづらくなったところで
瑞希と冬弥が気づいてくれたから。

類

良かった。
___ところで、
青柳くん達に、過去の話って
してあるのかい？

澪

ううん。
なんにも話してない。
類とは本当は従兄弟だってことも、
火事で火がトラウマだってことも。
全部、黙ってる。

類

それはなぜだい？
あんなにも仲が良いのに。

澪

……………怖いんだ…。

類

……？

澪

…今が、変わってしまうのが。

澪

本当の事を話して、
今までの接し方が変わってしまったり、
それを誰かに言いふらされたり、
離れていってしまったりするのが…。

類

そうかい？
僕は、そんな事は
ありえないと思うけどね。

澪

だからだよ。

類

？

澪

信頼している人ほど、
万が一そうなってしまった時の
傷が、深く、大きく残る。

類

____……なるほどね。

澪

なんかこの空気嫌だから
寝ても良い？

類

あぁ。

澪

…起きるまでここに居てよね。
1人は、いやだから。

類

もちろんさ。
おやすみ。

澪

おやすみ。

類

…………………。

類

_____初めて会ったときから
思っていたけれど、君の顔は、

類

美しいね。

幼少類

母さん、あの女の子だぁれ？

類の母

母さんの妹の子供…
まぁ、つまり類の従兄妹よ。

幼少類

……なんであの子、
1人ぼっちで泣いてるの？

類の母

……家族がね
居なくなっちゃったの。

幼少類

…この中のだれも、
あの子の家族じゃないの？

類の母

___えぇ。
あの子が見つめてる
写真が、あの子の家族よ。

幼少類

____綺麗だな…あの子…。

類の母

!!類、こんなときに
そんな事言っちゃ駄目よ。

幼少類

あ……ごめんなさい。

そんな事はまだ小学5年生だった僕にも分かっていた。

けれど、

僕とは少し違う、淡い紫色の綺麗で、長い髪

あまりにも白すぎる肌

そして、何よりも僕を惹きつけたのは

夏の晴天を、そのまま映したような

澄んだ青色の瞳

その虚ろな目からは大きな雫が絶え間なく零れ落ちていた。

僕は今でも思っている。

あのとき見た景色は、間違いなく

"美しかった"と。

家族の遺影を茫然と眺めて静かに泣いている少女をこんな言葉で表すのはあまりにも残酷だ。

でもそう表現せざるを得ないものだった。

幼少類

_____ﾀｯ

類の母

え、類?!

幼少類

ねぇ、

深言(幼少澪)

………………

幼少類

(聞こえてなかったかな？)

幼少類

ねぇ！

深言(幼少澪)

…………………………

類の母

__類、無理よ。
この子は今、
耳が聞こえないの。

幼少類

え……？

類の母

家族を失ったショックで、
耳が聞こえなく
なってしまったの。

幼少類

___でも僕、この子と
お話ししたい。

類の母

どうしても？

幼少類

__ｺｸｯ

類の母

____仕方ないわね。
このメモ帳とペンを使いなさい。

幼少類

ありがとう！

類の母

母さん、親戚の方に
挨拶しに行ってくるから、
この子と一緒にいてね。

幼少類

分かった。

幼少類

ねぇねぇ、ﾁｮﾝﾁｮﾝ

深言(幼少澪)

………？

幼少類

ぁ………。
(___本当に綺麗な子。)

深言(幼少澪)

何ですか？(手話)

幼少類

手話…？

幼少類

ごめん。ぼく、
手話分からないの。(メモ)

幼少類

ぼくは神代類(かみしろるい)
って言います。きみは？(メモ)

深言(幼少澪)

蒼木深言(あおきみこと)です。
(メモ)

深言(幼少澪)

なんですか？(メモ)

幼少類

きみと、
お話しがしたかったの。(メモ)

深言(幼少澪)

私と？
どうして？(メモ)

幼少類

えっと…
(綺麗だったからなんて
言っちゃ駄目だから…)

幼少類

泣いていたから。(メモ)

幼少類

あの写真、君の家族なの？(メモ)

深言(幼少澪)

はい。
火事で死んじゃいました。
私だけをのこして。(メモ)

幼少類

あの写真、お父さんっぽい人
いないけど、お父さんは？(メモ)

深言(幼少澪)

私に父さんはいません。
去年出て行きました。(メモ)

深言(幼少澪)

それに、父さんなんて
必要ありません。
あんな人、居ないほうが良い。
(メモ)

深言(幼少澪)

今どこで何をしているのかも
生きているのかすらも
知りません。(メモ)

幼少類

えっと、なんかごめん。(メモ)

深言(幼少澪)

いいえ、こちらこそ、
話しすぎました。
ごめんなさい。(メモ)

幼少類

あの、家はあるの？(メモ)

深言(幼少澪)

ありません。
火事で無くなりました。(メモ)

幼少類

え、じゃあ今
どこに住んでるの？(メモ)

深言(幼少澪)

家族が居ない子どもが
集まる"シセツ"です。
でも、私、シセツが
きらいです。(メモ)

幼少類

どうして？(メモ)

深言(幼少澪)

一言でまとめると、
けいむ所みたいな
場所だから。(メモ)

幼少類

そうなの?!
子どもが集まる場所なのに?!
(メモ)

深言(幼少澪)

ｺｸﾘ

幼少類

……………。

幼少類

ちょっと待ってて。(メモ)

深言(幼少澪)

？？

幼少類

母さん。

類の母

どうしたの？類。

幼少類

あのね、僕ね、
あの子の…
_____家族になってあげたい。

類の母

?!何を言ってるの？

幼少類

だって、あの子、施設のこと
刑務所みたいって！

幼少類

だから嫌いだって。

幼少類

それに、目の前に居る
苦しんでいる子を
放っておきたくないんだ。

類の母

類……。

類の母

でも類、あの子は今、
耳が聞こえないのよ。
どうやって会話するの？

幼少類

そんなの、僕が
手話を覚えれば良い。

類の母

……でもね、類、
少し難しいけれど、
あの子には"発達障害"が
あるの。

幼少類

ハッタツショウガイ…？

類の母

うん。
周りの子と同じじゃないのよ。
他の子より、人の気持を理解したり
人の言う事を聞いたりするのが
苦手なの。

幼少類

………だったら、
救っちゃ駄目なの？

幼少類

どうして？
深言ちゃんだって、
そうなりたくて
生まれてきたんじゃない！

幼少類

なのに、皆と少し違うだけで
悪役みたいな扱い方されるの？

幼少類

そんなのおかしい!!!
間違ってる!!!

幼少類

僕は絶対、深言ちゃんと
家族になるんだ。

幼少類

目の前の子1人すら
救えないなんて、そんなの嫌だ！

類の母

…………。

類の母

____分かった。

類の母

類がそんなに言うんだったら、
父さんと話し合ってみる。

幼少類

!!!ほんと？

類の母

えぇ。
でも、まだ決まった訳じゃ
ないから、深言ちゃんには
言わないでね。

幼少類

うん。

〜数週間後〜

類の母

類、深言ちゃんの
事なんだけど…

幼少類

？うん

類の母

父さんと話し合って、
家族になることに
決まったわ。

幼少類

え？！
本当？！
やった！
ありがとう、母さん!!!

類の母

でもすぐにじゃないわ。
施設の方ともお話ししなくちゃ
いけないからね。
多分、来月末になると思うわ。

その日から僕は手話を覚えはじめた。

両親共働きで、形はどうあれとにかく、"家族"とたくさん話がしたかったから。

〜1ヶ月後〜

ｶﾞﾁｬ

類の母

ただいま〜

幼少類

!!!!!来た！

幼少類

おかえり！
お母さん！父さん！

類の母

ふふっ
ただいま。

類の父

すごく嬉しそうだな！類！

幼少類

うん!!!!すっごくすっごく嬉しい!!!

幼少類

久しぶり！
深言ちゃん！

深言(幼少澪)

？(_ _)ﾍﾟｺﾘ

幼少類

あ、えっと

幼少類

久しぶり、み、こ、とちゃん
(手話)

深言(幼少澪)

！！！

幼少類

ふふっ

幼少類

びっくりした？(手話)

深言(幼少澪)

ｺｸﾘ

深言(幼少澪)

手話、覚えたの？(手話)

幼少類

うん！
深言ちゃんとたくさん
お話ししたかったから！(手話)

類の母

類、ずっと玄関に居るわけにも
いかないから、
リビング行こっか。

幼少類

あ！ほんとだ！

幼少類

深言ちゃん、着いてきて！(手話)

深言(幼少澪)

ｺｸﾘ

幼少類

じゃーん！
ここが僕らのお家!!!(手話)

深言(幼少澪)

広くてきれいな家だね。(手話)

幼少類

僕の部屋は
散らかってるけどね(手話)

深言(幼少澪)

私も片付けできない。(手話)

類の父

深言ちゃんなんて言ってるんだ？

幼少類

広くてきれいな家だって！

類の母

嬉しいわ〜

幼少類

そう言えば、名前、
神代深言に変わるの？

類の母

ふふふ。
本人に聞いてみな。

幼少類

名前、何に変わるの？(手話)

深言(幼少澪)

か、み、し、ろ(手話)

深言(幼少澪)

れ、い(手話)

幼少類

かみしろ、れい…

幼少類

れい……
ふふふっ

深言(幼少澪)

どうして笑うの？
なんか、変だった？(手話)

幼少類

ううん。
僕と似た名前で、
嬉しいなって思って。(手話)

幼少類

これからよろしくね。
れい！(手話)

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

類

ん…

類

おや、いつの間にか
寝てしまっていたようだね。

類

(____懐かしい夢だったなぁ…。)

類

さて、5限目が終わったけれど
起こそうかどうしようか…。

ｺﾝｺﾝ __ｶﾞﾁｬ

冬弥

失礼します

類

おや、青柳くん。

類

澪を起こしに来たのかい？

冬弥

それもそうなんですけど…。

冬弥

___神代先輩、お願いがあります。
教えてください。澪のこと。

豆腐にじリス

終了です！

豆腐にじリス

冬弥くんは何が気になって
聞きにきたんでしょうかね！

豆腐にじリス

あと、ショタ類が
1ヶ月で手話を
マスターしていますが

豆腐にじリス

類くんの頭脳ならいける
と思ったので。(ｷﾘｯ)

豆腐にじリス

次回も読みに来てくださると
嬉しいです！

豆腐にじリス

さよなら！

277タップお疲れ様でした！

神代さん家のヘンな子

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

豆腐にじリス@3月に垢変

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

神代さん家のヘンな子

第5話 - 学校3

作者の他の作品すべて見る

#夢小説の新着小説
一覧

関連するタグ

神代さん家のヘンな子

第5話 - 学校3

作者の他の作品すべて見る

#夢小説の新着小説一覧

関連するタグ

#夢小説の新着小説
一覧