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客
客
客
客
うり
うり
うり
フロアのきらびやかな照明の下、俺はいつもの「エースホスト」の営業スマイルを作る
お姫様が嬉しそうに目を瞑ると
俺はその可愛い頬に、リップ音が響くくらいのキスを落とした
客
客
うり
うり
お姫様の頭をポンポンと撫でながら、心の中でホッと息をつく
売り上げのために身体を張って甘い時間を作る
これが俺のプロとしての仕事だ
うり
うり
うり
うり
自分にそう言い聞かせている時
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつんの大きな声がフロアに響き、俺の心臓がドクリと冷たく音を鳴らす
入り口を振り返ると、
そこにはハイブランドの服をラフに着こなしたゆあんくんが立っていた
客
客
客
ゆあんくん
ゆあんくんが、一歩一歩、地を這うような足取りでこちらに歩いてくる
その顔には、いつも俺をからかう時の意地悪な笑みは微塵もなく
うり
さっきのキスを、間違いなく入り口から全部見られている
うり
うり
恐怖や緊張で堅くなった顔で必死に笑みを作って挨拶するけど、
ゆあんくんの機嫌はそんなものでは直らない
ゆあんくんは俺の隣に座っているお姫様を、まるで殺すような視線で一瞬だけ見下ろすと
すぐに俺の目を射抜くように見つめ返してくる
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
凍りつくような低い声が、フロアの賑やかな声すらを掻き消して、俺の心に突き刺さった
客
客
隣のお姫様が、ゆあんくんの放つ異様な威圧感に怯えて俺の腕をぎゅっと掴む
うり
うり
うり
俺はお姫様の腕を優しく解くと、
すぐに立ち上がってゆあんくんを専用のソファ席へと案内した
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
テーブルを挟んで向かい合った瞬間、
ゆあんくんはメニューも見ずに、氷のように冷たい声で俺の言葉を遮った
うり
うり
うり
うり
ホストとしてのプロの笑顔を作ろうとするけど
ゆあんくんの底知れない瞳に見据えられて、口元が引きつる
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うり
次の瞬間、ゆあんくんがガタッと勢いよく立ち上がり
テーブルを回り込んで俺の腕を強引に掴んだ
うり
うり
ゆあんくん
うり
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
バタン、
重い鉄の扉が閉まり、フロアの喧騒が一気に遠のく
涼しい夜風が吹き抜ける裏口の通路で、俺はゆあんくんに強引に壁へと押しつけられた
うり
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくんの両手が俺の頭の両脇の壁を強く叩く
鈍い音が響いて、俺は思わず言葉を詰まらせた
至近距離で交わるゆあんくんの瞳は、いろんな感情が混ざり合って濁っているみたいだ
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うり
うり
ゆあんくんのお金を盾にした言葉に、胸がキュッと締め付けられる
やっぱり、俺とあいつを繋いでいるのは『金』だ
でも、だったらなんで──
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
うり
うり
必死にホストとしてのプライドを振りかざして言い返す
そうしないと、
ゆあんくんの放つ圧倒的な執着に、心まで全部飲み込まれてしまいそうだったから
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくんの長い指先が、俺の襟元を乱暴に掴んで引き寄せる
その瞳の奥にある底知れない暗い感情に、背筋がゾクゾクと跳ねた
うり
言い返そうとした俺の唇は、容赦ない激しい口づけによって強引に塞がれる
昨日の夜の甘いキスとは違う
それは俺を強引に組み敷き、俺のすべてを自分の色だけで染め上げようとする
痛いほどの嫉妬が混じったキスだった
うり
うり
こうなったらもう抵抗はできない
何度も深く舌を突き入れられ、呼吸を奪われる
頭の芯がじんわりと痺れて、俺の全部がはぎ取られていく気がした
ゆあんくん
ようやく唇が離れた時
俺は壁に背中を預けたまま、激しく胸を上下させて熱い息を吐き出す
けれどゆあんは俺を解放するどころか、次は俺の首元へと冷たい鼻先を寄せた
うり
うり
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
うり
言葉を失うほどの強い痛みが、首筋に走る
ゆあんくんは、昨日俺が必死に隠したはずの首元に
わざと他のお客さんから見える位置に、赤黒く深い痕を容赦なく吸い付けた
皮膚がジクジクと熱く疼き、強烈な独占欲の証が刻まれていく
ゆあんくん
ゆあんくんは満足そうに口元を緩めると、俺の濡れた目元を指先で優しく拭った
その顔には、いつもの無邪気な笑みが少しだけ戻っている
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくんはそう言い残して、
夜の闇に溶けるように静かに裏口の通路から去っていった
残された俺は、ガタガタと震える手で自分の首元に触れる
うり
手遅れなほどに真っ赤に変色したキスマーク
コンシーラーなんかじゃ、もう隠しきれない
うり
大好きな仲間に秘密を知られる恐怖と、ゆあんくんに支配された快感の余韻で
俺の心臓はしばらく狂ったように脈を打ち続けていた
コメント
1件
うわ、第3話、めちゃくちゃ重くてドキドキしました…! ゆあんくんの嫉妬と独占欲が前面に出てきて、完全にうりくんを自分のものにしようとしてるのが怖いほど伝わってきました。最後のキスマーク、あれはもう明確な“所有の証”ですよね。うりくんが「快感の余韻」に震えてるところが、この関係性の危うさを象徴してるようで、続きがすごく気になります。設定の使い方、秀逸です。
コンクリートのワンダーランド
#urjp
つむぎ @1年前受験生
402
りう
1,106