それから数年が経ち、今日は高校の同窓会に来ている。
康二
おーい、しょっぴー!
翔太
お、康二じゃん!笑
康二
久しぶり…っていってもこの前会ったばっかやけどな笑
翔太
たしかにな笑
そんな感じで康二と雑談をしていると、突然後ろから誰かに手で目隠しをされた。
康二
…あ、〇〇ちゃん…!
翔太
えっ…?
〇〇
あーあ、バレちゃった笑
後ろを振り返ると、少し残念そうに笑う〇〇が立っていた。
翔太
〇〇…?
〇〇
ふふ、久しぶり
康二
〇〇ちゃんごめんなー。俺がバラしてしもたから…
〇〇
ううん、大丈夫だよ
翔太
いつ帰ってきたの?
翔太
えっ、てか何でここにいんの?
〇〇
あはは、そんな一気に聞かれても答えられないよ笑
翔太
あ、ごめん…
翔太
…でも、帰ってきたなら連絡くらいしてくれたっていいだろ?
〇〇
ごめんね。翔太をびっくりさせたくて
翔太
……おかえり
〇〇
ただいま
翔太
…そのブレスレット、まだつけてんの?
〇〇
うん。だって、翔太がくれた物だもん
康二
へぇ、しょっぴーが女の子にプレゼントかぁ笑
翔太
別に…そんなんじゃねぇから…!
康二
まだ何も言うてないよ笑
蓮
みんな、久しぶり
康二
おぉ、めめやん!久しぶり
翔太
久しぶり
蓮
〇〇さん、…なんか、雰囲気変わったよね
〇〇
えっ、そう?
蓮
うん。ね、しょっぴー?
翔太
……まぁ、少しは大人っぽくなったんじゃねぇの?
〇〇
少しはって何よ…!っていうか言いたいことってそれ?
〇〇
期待して損した…(ボソッ)
翔太
ん、何か言った?
〇〇
別に……
康二
(…この2人、せっかく両想いなのにもったいないなぁ…)
蓮
(お互い素直になればいいのに…。早くくっつかないかな…)