相田 美音
へぇ……そんなことが
星川 さくら
うん、本城くん、お父さんの言うことを聞いてるだけみたい
星川 さくら
自分もそれで、満足してるって。
相田 美音
ほぉ……
相田 美音
それ嘘なんじゃない?
星川 さくら
え?
相田 美音
1人で平気な人なんか、いないと思う。
相田 美音
みんな、どこでも、誰かに支えてもらって生きてると思うな。
星川 さくら
(゚ー゚)(。_。)ウンウン
次の日
星川 さくら
本城くん、おはよう!
本城 來輝
…おはよ
星川 さくら
よかったら、私が1人目の友達になってあげよっか??
本城 來輝
は?
星川 さくら
昨日あれからよく考えたんだ!
星川 さくら
やっぱ1人よりも、友達がいた方が楽しいよ!
本城 來輝
ふーん。
それから、本城くんと少しだけ、仲良くなった
本城くんの、たった1人の友達として。
数日後の放課後
星川 さくら
本城くん、教材忘れてるじゃん。
星川 さくら
本城く……って、
星川 さくら
もう帰っちゃってるし……
星川 さくら
あ、すいません
SP
はい?
星川 さくら
本城くんが教材忘れたみたいなんです。
SP
坊っちゃまは帰られて、いまからわたくしも別の用事がありますので、
SP
すぐにリムジンを……
星川 さくら
あ!いえいえ!私なんかにリムジンなんてとても…
星川 さくら
道を教えてくだされば、私向かいますので……
SP
はい、では地図を……
星川 さくら
ありがとうございます!
星川 さくら
ほぉ……
星川 さくら
ここが本城くんの家かぁ
星川 さくら
大豪邸だなぁ
ピーンポーン
メイド
はい、どちら様でしょうか?
星川 さくら
本城來輝くんと同じクラスの、星川さくらと申します。
メイド
ご要件は?
星川 さくら
本城くんが、学校に教材を忘れていったみたいなので、
星川 さくら
届けに来ました。
メイド
はい、もんを開きますので、お入りください
門が開かれる。
メイド
どうぞ、お入りください
星川 さくら
お邪魔しますm(_ _)m
中に入ると
メイド
いらっしゃいませm(_ _)m
星川 さくら
(すげぇ…!!)
そこには、10何人かのメイドさんが、みんな私に頭を下げていた
メイド
坊っちゃまの教材は、私がお預かりしておきます
メイド
来ていただいてありがとうございました
星川 さくら
(もう帰れってこと?)
星川 さくら
じゃあ私、そろそろ……
本城 來輝
待て。
星川 さくら
本城くん?
本城 來輝
鈴木さん、帰らせようとしなくていい
星川 さくら
(鈴木さんって、メイドさんのことかな?)
メイド
申し訳ございません!m(*_ _)m
本城 來輝
星川、俺の部屋入れよ
星川 さくら
うん、わかっ…
星川 さくら
って!!
星川 さくら
本城くんの部屋に!?