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全ての始まりは多分あいつだ。 そう、俺たちに留守番なんかさせやがったエッドが悪い。
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部屋を出ようとするエッドに向かって目で訴えたが無駄だった。 取り残された俺たちは、特に何も言葉を交わすことなくそれぞれ自室に帰っていく…
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驚かないで欲しい。今コイツはベットに寝転ぶ俺の背中を枕にくつろいでやがるのだ。 俺をなんだと思っているのか。最初は恐怖でしか無かったが、なんだかだんだん腹が立ってきた。
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かなりの力で藻掻くが、体格差のせいもありあまり効果がない。余裕そうなトードに更に腹が立つ。
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顔はよく見えないが、ニヤニヤ笑ってるのが伝わってくる。
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突然、背中の重みがなくなり、トードが起き上がったのがわかった。
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やっと背中が軽くなったと思ったのに、今度は何故か覆いかぶさられてしまった。 今まで見えなかったトードの顔が、今度ははっきり見えた。
その顔はまるで、 獲物を狙う獣の様だった。
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作り笑いをして、焦る気持ちを落ち着かせる。が、正直全く笑えない。 まさか、俺はホントに酔ってそんな事言ったっていうのか?
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そう、俺はトードが好きだ。死んでも知られたくないからひた隠しにしてきたけれど。
知られたくなかった。 絶対に馬鹿にされるから、絶対に叶わないから、絶対に傷つくから。
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怖くてトードの顔が見れない。
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コイツが何を考えているのか、全く分からない。 だから、そう聞くしか無かった。
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心臓がうるさく鳴る。
落ち着け、落ち着……
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トードの言っていることが理解できない。
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その言葉で意味が分かってしまい、ただでさえ落ち着きのなかった心臓が、また更にうるさく鳴りだした。
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訳の分からないまま、相変わらず俺に覆いかぶさったままのトードの方を向く。
その瞬間、唇に柔らかいものを感じた
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数秒後に気づいた。 今、俺はコイツとキスしたんだ。
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トードの顔が暗くて見えない。しかし、何故かどんな顔をしているのか分かる気がした。
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きっと、トードは笑顔だった。
コメント
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すき、、、、