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あれから数日。 戦っては引き分けて、疲れて帰る。 そんな日々を送っていた
ブルー
ピンク
ブルー
ブルー
ピンク
相変わらず俺達は居眠りをしては、仲良く怒られていた
今週末のテストは23日
だが、そこから日を越えた24日。 世間はクリスマスかもしれないが、俺にとっては運命の日だ。
ピンクとの決着はついていない。 どうやったら奴を上回れるのかも、目処がたっていない。
早く決着を……という気持ちだけが前に出てしまう。 授業中、珍しく起きている時も、その事ばかりだ
ブルー
ピンク
ピンク
ブルー
ピンク
ピンク
そんなやり取りをしながら、今日は教室で居残り勉強だ。
桃仮面を倒せたら、その先も続いていくのだ。 手を抜いて困るマネはしたくない。
桃仮面が死ねない理由は知らない。 ただ、俺の死ねない理由は……。
ピンク
ブルー
無事に生き残れたら、彼女にこの気持ちを。
伝えたくても伝えられなかった、この気持ちを伝えたい。
例え、桃仮面を犠牲にしてでも……してでも……。
……俺は。
ピンク
ブルー
ブルー
ピンク
ブルー
ピンク
ブルー
俺は何を聞いているのだろうか。 そんな事を聞いても、自分の首を絞めるだけなのに。
ピンク
そう、ピンクはあっけらかんと、当然でしょ?とでも言うように答えた
まぁ、そうだろう。 花の女子高生……そうじゃなくても、女の子はいつだって恋をする者だと思っている。
分かりきっていた答えなのに、何故か、胸が苦しい
ピンク
そう付け足した彼女は、眩しい程明るい笑顔を見せてくれた。
それだけで、不思議と、胸のつっかえは取れていた。
ブルー
ピンク
ブルー
ピンク
ブルー
ブルー
ピンク
ブルー
彼女との日々を思うと苦しいけど、毎日が楽しかった。
桃仮面との戦いも、お互いに命を掛けているから、この気持ちは不謹慎なのかもしれないが……少し楽しいと思っていた。
桃仮面との戦闘中の会話。 短いけど一年分の会話。 ……決着の日は最後の日。そうるだろうと、なんとなく分かっていた。
もしかすると、桃仮面も同じ事を思っているかもしれない。 そんな予感はひしひしと感じていた。
――そして、週末。 テスト当日であり、運命の日が訪れた。
(終)に続く