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餓者髑髏(変身)
コンコン(戸をノック)
餓者髑髏(変身)
失礼します...
司
む..?どうぞー!
餓者髑髏(変身)
ご飯を持ってきました..
司
すまない..感謝する!!
司
いただきます!!!
司
モグモグ(´～｀)
餓者髑髏(変身)
...モッモッ..(´～｀)
司
...
司
(会話がないな..)
司
(...!!そうだ)
司
な..なぁ?餓者髑髏..?
餓者髑髏(変身)
...?どうされました?
司
え..えぇーっと..その..
司
できればでいいのだが.
司
類の事を知ってる限りで教えてほしいんだ!
餓者髑髏(変身)
...?何故でしょうか..?
司
る..類と友達になりたいんだ!!
司
そのために、もっと類の事を知りたい!!
餓者髑髏(変身)
...伝説を聞いたことはあると思いますが、主は妖怪の神です..
餓者髑髏(変身)
教えるのは構いませんが、友達になるのは容易いことではないと思いますよ?
司
それでも構わない!!!
餓者髑髏(変身)
...(あぁ..)
餓者髑髏(変身)
(なんて情熱的な瞳....)
餓者髑髏(変身)
..分かりました...
餓者髑髏(変身)
それでは我が、主と初めて会った時からお話しします..
司
お願いだ!!
餓者髑髏(変身)
初めて会った時、主は死装束を着た姿で、顔を血で濡らしていました...
司
もう類が村人に生き埋めにされてからか..
餓者髑髏(変身)
そうです..主の瞳は、真っ黒でもう何も信じていないような瞳でした..
餓者髑髏(変身)
そして我を操り、村を燃やし、村人を殺している時は
餓者髑髏(変身)
少し、泣いているように見えました..
司
なぬっ!!泣いていたのか!
餓者髑髏(変身)
何故かは我にも分かりません..
司
むぅ..きっと子供の頃を思い返して泣いてしまったんじゃないのか?
餓者髑髏(変身)
あぁ..それもありそうですね..
餓者髑髏(変身)
村を燃やした後は、主は神社で人間との関わりを無くしています..
司
む..?しかしオレを助けてくれた時は何故町に来ていたんだ..?
餓者髑髏(変身)
主はときたま妖怪の観察をして、何をしているのかを見ている時があります。
餓者髑髏(変身)
それで命令ではない行動を..あなたを殺そうとした死神を罰したのです。
司
な...なるほど..
餓者髑髏(変身)
普通の人間だったら、妖怪に負傷されてもそのままにしておくのですが、
餓者髑髏(変身)
何故かあなたは、助け、治療もした..
司
な...何故なのだろうか....
餓者髑髏(変身)
主も、何か人間への感情が変わっているのではないでしょうか..
司
..そうなっていてほしいな....
餓者髑髏(変身)
我が知っている限りの事は教えました..
餓者髑髏(変身)
カラカラァ...(戸を開ける)
狐
主ィィ!!!(抱きつく)
司
うゴォッツ!!?き、狐!!?
狸
し..心配しました!!!
司
狸まで!!?無事でよかったぞ!!
餓者髑髏(変身)
狐、狸もあなたと同じく、主が治療をしましたので...
司
何から何まですまない...!
餓者髑髏(変身)
いえいえ....それでは、そろそろお帰りの時間になりました..
狸
も、もう帰るのか..
狐
もう少しいたいよぉ..
司
しょうがないぞ、狐..
餓者髑髏(変身)
兎に角...こっちに来てください..
司
わ..分かった!!
餓者髑髏に連れられ、外に出るために通る畳の間に来た
狐
わ..わぁ広い..!!
狸
神社が作られたと聞いたが..かなり大きい神社みたいだな...
狐
ん...!?ねぇねぇ!あるじ!あれ!!
司
ん..どうしt...
司
どわぁぁぁァァァァ!!!??(100db)
餓者髑髏(変身)
..ビリビリ....
どうされました?
どうされました?
司が見る所には、小さな妖怪たちが、司たちをガン見している
狸
まだ小さな妖怪です、手を出すことは無いと思います
餓者髑髏(変身)
あぁ...あの子たちはまだ正式に妖怪になっていない、いわゆる妖怪の赤子のようなものですよ
司
な..なるほど..
餓者髑髏(変身)
主はまだか弱い妖怪や、住むところのない妖怪を保護しています..
狐
凄く優しいね!!類は!
司
だな!!
餓者髑髏(変身)
ほら...道を通してくれないかい?
ズリズリ...(小さな妖怪たちが端っこに寄る)
餓者髑髏(変身)
さぁ..ここを通ってください..
司
あ..あぁ!!
餓者髑髏(変身)
..あぁもうすっかり夕方になっていましたね..
司
今日はありがとう!!(ペコリ)
狐
ご飯美味しかったよ!!
餓者髑髏(変身)
それはよかったです...(ニコリ..)
司
その..類にもお礼が言いたいんだが...どこにいるか知っているか?
餓者髑髏(変身)
..主なら...この神社の何処かであなたたちを見ていますよ..
司
な...なぬっ!!どこだろう..
餓者髑髏(変身)
まぁ...きっと今度また会えるのですから...
餓者髑髏(変身)
パチンっ(指を鳴らす)
霧がかかる
狸
..また霧か..
司
もうさようならなのか..(シュン)
餓者髑髏(変身)
...また何処かで..
司たちは完全に霧に飲み込まれた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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